教員紹介データベース


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 基本情報


氏名 勝美 芳雄
氏名(カナ) カツミ ヨシオ
氏名(英字) KATSUMI YOSHIO
学部・学科 現代生活学部こども学科
職名 教授・学長補佐・学部長
出身学校・専攻 奈良教育大学教育学部 小学校教員養成課程 数学専攻
出身大学院・研究科 兵庫教育大学大学院 学校教育研究科修士課程 教科・領域教育専攻 自然系コース(数学)
学位・資格 教育学修士
本学での担当科目 算数科研究、算数科教育法
研究内容 【数学教育学】
算数や数学を学習するときに、「もっとうまく解けないかな」などというように、自分や自分の学習について考えること(これをメタ認知といいます)の研究をしています。
シラバス(URL) https://csweb.tezukayama-u.ac.jp/syllabus/campus?func=function.syllabus.ex.search&nendo=2017&k_cd=946400
ひとことメッセージ こども学科で、「子どものプロフェッショナル」 をめざしましょう。

 研究分野

研究分野
教科教育学

 著書

タイトル 著者 出版社 出版年月 担当区分 担当範囲 概要
新・算数授業の展開講座第8巻 個性を生かす指導 執筆者:伊藤説朗、重松敬一、岩谷力(以上編集責任)他17名 東洋館出版社 20000700 共著 252頁、142-149頁 新算数教育研究会編 分担:第3章第6学年の指導展開例[1]数と計算 児童個々の考え方を生かす授業のための教材研究と指導計画(分数の加法・減法)
子供と算数(皇學館大学講演叢書第一〇三輯) 皇學館大学出版部 20011200 単著 42頁 2000年7月に行った市民向けの皇學館大学月例文化講座の内容を加筆整理した。教科としての存在意義をも問われかねない算数科について、再度その歴史を振り返ることと、算数を学ぶ子どもの実態に基づいた授業における臨床的アプローチの必要性を述べた。
小学算数(1年、2年上下、3年上下、4年上下、5年上下、6年上下) 中原忠男他25名の共著 日本文教出版 20050400 共著 (105頁〜108頁)(64頁〜65頁)(62頁〜63頁、68頁〜69頁)(60頁〜62頁、84頁〜85頁)(50頁〜51頁、72頁〜73頁)(52頁〜53頁、70頁〜71頁)(24頁〜25頁、72頁〜73頁)(66頁〜67頁、84頁〜85頁)(64頁〜65頁、80頁〜81頁)(16頁〜17頁、88頁〜89頁)(32頁〜33頁、54頁〜55頁、56頁〜79頁) 文部科学省検定済教科書、小学校算数科用。A4判、総1004頁。 共同執筆(勝美芳雄、重松敬一、大阪書籍編集部)部分は、1年「うちゅうすごろく」「1ねんをふりかえって」、2年上「形をつくろう」、2年下「スーパーマーケットで算数を見つけよう」「24という数をしらべてみよう」、3年上「かけ算のひみつ」「わたしたちの町しらべ」、3年下「まだつかえるね」「はかり方のくふう」、4年上「日本の時こく、世界の時こく」「カレンダーのひみつ」、4年下「4この数」「リサイクル」、5年上「点字のしくみ」「7つの橋をわたる」、5年下「面積はどれだけだろうか」「ごみをへらそう」、6年上「学校情報発信局をつくろう」「立方体に色をぬろう」、6年下「円ばんを移しかえよう」「地球温暖化について考えよう」「算数テーマパーク」。
学校心理学入門シリーズ2 授業改革の方法 市川千秋監修、編著者:宇多光・山口豊一・西口利文他8名 ナカニシヤ出版 20070600 共著 47-64頁 分担:第3章発展的な学習の指導法―小学校算数の場合(160頁) 学力問題との関連でその内容に偏って論じられることの多い算数の発展的な学習について、堺市浜寺小学校での実践をもとに指導法に焦点を当てて論じた。
算数科PISA型学力の教材開発&授業 中原忠男(編著)、小山正孝、磯部年晃、勝美芳雄、仲田弘伺、榎野純、川西邦彦、中村彰男、今村孝子、井上正人の共著 明治図書 20080700 共著 65頁〜68頁、93頁〜96頁、108頁〜114頁、159頁 分担:第4学年の教材開発「いくつ分で表そう(面積・概数の活用)」、第6学年の教材開発「46cmの無念(速さの活用)」、第3学年の授業実践「算数を使って生活を見直そう(表・グラフの活用)、算数科において、習得した知識・技能を活用する力を伸ばし、いわゆるPISA型学力を育成する教材開発と授業の事例を紹介した。特に、身の回りのものを教材化することから始めることに主眼を置いた。
小学校学習指導要領の解説と展開 算数編 安彦忠彦(監修)・金本良通(編著)他53名との共著 教育出版 20080800 共著 138頁〜139頁、146頁〜147頁、231頁 分担:「Ⅳ算数科の授業をどう展開するか」第1学年の授業展開例・数量関係・かずのせいり、第2学年の授業展開例・数量関係・ひょうとグラフ、2008年3月に告示された学習指導要領、中央教育審議会答申やその他の基本文書を基に、改訂の趣旨や改善の要点を分かりやすく明らかにし、さらに、算数科の指導内容をどのようにとらえて授業展開するとよいかを解説した。
活用力を育てる! 算数授業プラン&ワークシート30 低学年編 金本良通編,47名の共著 明治図書 20100400 共著 51頁〜54頁 分担:Part2実践編 活用力を育てる授業プラン&ワークシート 1年⑩たし算 どうやってけいさんしたらいいのかな
活用力を育てる! 算数授業プラン&ワークシート30 高学年編 金本良通編,47名の共著 明治図書 20100500 共著 106頁〜109頁 分担:Part2実践編 活用力を育てる授業プラン&ワークシート 6年⑨対称な図形(2)「紋切り遊び」を楽しもう!
活用力を育てる! 算数授業プラン&ワークシート30 中学年編 金本良通編,47名の共著 明治図書 20100500 共著 18頁〜21頁 分担:Part2実践編 活用力を育てる授業プラン&ワークシート 3年②かけ算 かけ算で考えよう
数学教育学ハンドブック 日本数学教育学会編,中原忠男,藤井斉亮他50名との共著 東洋館出版 20101200 共著 310頁〜317頁 分担:第5章 認知・理解・思考§2 メタ認知,わが国の数学教育学において,メタ認知研究がどのように展開されてきたかを述べ,それに関わる文献を整理して列挙した。
小学算数 小山正孝他25名の共著 日本文教出版 20110200 共著 文部科学省検定済教科書,小学校算数科用
小学算数 総論 教師用指導書 小山正孝他12名との共著 日本文教出版 20110300 共著 180頁〜190頁 分担:Ⅲ算数科の指導方法と評価3算数の学び方とその指導,児童用教科書に示された「学びのあしあと」を使って,算数の学習においてメタ認知を育成する方法について解説した。
わかる算数科指導法 赤井利行他8名との共著 東洋館出版社 20121000 共著 25頁〜33頁 分担:第1章 第3節 数学的な考え方 25 算数科教育の指導概論を教師のみならず、学生でも読めるように、わかりやすく簡潔にまとめた。算数教育の入門書。
算数の授業で「メタ認知」を育てよう 重松敬一 監修,高澤茂樹,上田喜彦,髙井吾朗との共著 日本文教出版社 20130200 共著 7頁〜74頁 分担:実践編 第1章 メタ認知を育てて学力を向上させよう 第2章 算数作文を使ってメタ認知を育てよう 第3章 メタ認知を育てる算数の授業をつくろう 子どもに「メタ認知」を意識させたり育成したりして,児童の内的な学力の改善の方法や実践事例による結果を「実践編」として述べた。さらに,「メタ認知」の育成のための研究の歴史的背景や具体的な分析方法,さらに展望などを「研究編」で紹介した。

 論文

タイトル 著者 単著・共著の別 発行雑誌 発行所 開始ページ 終了ページ 出版年月 掲載種別 概要
数学教育におけるメタ認知の研究(14)―算数作文にみる中学年2年間の児童のメタ認知の発達と教師の指導― 共著 第32回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  373 378 19991100 共著者:重松敬一、勝美芳雄、勝井ひろみ、生駒有喜子 小学校中学年2年間の算数作文の分析によって、長期にわたる児童のメタ認知の発達変容を明らかにした。その結果、学年が進むにつれて、メタ認知の記述が飛躍的に増大すること、5段階で算数作文の記述が変容すること、単に解くだけでなくよりよい方略を考えるようになること、授業で扱われた特定の課題からその発展やさらには一般化を考えようとする課題に関するメタ認知が機能していることが明らかになった。共同研究につき本人担当部分抽出不可能。
Metacognition: The Role of the ”inner teacher”(6): Research on the relation between a transfiguration of student's mathematics knowledge and ”inner teacher” 共著 Proceedings of the 24th International Conference of Psychology of Mathematics Education 4-137 4-144 20000700 Keiichi SHIGEMATSU & Yoshio KATSUMI, We investigate the concept of inner teacher focused on the relation to a student's mathematics knowledge through the analysis of his/her learning processes of mathematics in elementary school using the two different methods which are magnetic name cards and student's journal writing.,
数学教育におけるメタ認知の研究(15)―「算数作文」によるメタ認知発達モデルの検証― 共著 第33回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  385 390 20001100 共著者:重松敬一、勝美芳雄、勝井ひろみ、生駒有喜子 算数作文によるメタ認知発達モデルを児童の成績群別及び教師の指導の観点から検証した。その結果、それぞれの段階の表れる時期に違いがあり、成績群の上位の児童ほど作文の段階の移行が早いことが明らかになった。このことから、それぞれの群に適切なメタ認知的支援が示唆された。共同研究につき本人担当部分抽出不可能。
算数科授業研究の視点―内容的視点と方法的視点― 単著 皇學館大學教育学会年報 第22号 28 36 20010300 分数の指導事例をもとに、算数授業研究の内容的視点として、数学の世界で数や図形について子供達が考え、さらには、その世界を子供達自身が構築していく「数学の世界での展開」を挙げた。また、方法的視点として、「練り上げ」、「学び合い」、相互作用とよばれてきた「子供同士の相互作用」が重要であることを指摘した。
数学教育におけるメタ認知の研究(16)―教師によるメタ認知支援の枠組み― 共著 第34回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  373 378 20011100 共著者:重松敬一、勝美芳雄、勝井ひろみ、生駒有喜子 児童の算数作文に対する教師の指導を児童へのメタ認知的支援として位置づける枠組みを開発した。その結果、「算数作文に記述された知識の段階」「算数作文の指導ステップ」「支援の対象」「支援する対象の成績群」「代行されるメタ認知」を枠組みを構成する項目として挙げ、その枠組みによる分析事例を示すことができた。共同研究につき本人担当部分抽出不可能。
最近10年間(1991〜2000)の研究のまとめと課題 学際的領域(その1)(2)情意(3)心理学、メタ認知 共著 第34回数学教育論文発表会「課題別研究部会」発表収録 日本数学教育学会  81 88 20011100 共著者:重松敬一、勝美芳雄 10年間における「認知に関する研究」10件、「情意に関する研究」9件、「メタ認知研究」29件と「その他の関連する研究」2件について、それぞれの研究の枠組み、対象と方法、成果、課題についてまとめた。その結果、これまでの研究から、認知、メタ認知、情意等の概念の明確化と学習指導におけるそれぞれの機能と有効性について解明されつつあることが指摘できた。共同研究につき本人担当部分抽出不可能。
小学校低学年における「算数作文」の実践 共著 近畿数学教育学会誌 15号 1 8 20020100 共著者:勝美芳雄、山中伸一 小学校低学年において、「算数作文」の実践を試みた。その結果、中学年で確認されている「事実・感想記述のA段階」の記述が多くみられるとともに、それに先立つ前A段階の記述を確認した。さらに、中学年と比較すると、授業展開が「算数作文」の記述内容に大きく影響することも確認された。共同研究につき本人担当部分抽出不可能。
算数・数学における教材開発 単著 皇學館大學教育学会年報 第23号 1 9 20020300 学習指導要領の内容がminimum essentialsと改めて規定されたことを考え、子供達の興味・関心を呼び起こし、より進んだ子供達にも対応できる教材の開発が必要であり、教師にはその資質が要求されることになることを指摘し、その実例を「総合的な学習」「算数数学教育の歴史」および日常生活との関連において考察した。
算数作文の指導による中学年児童へのメタ認知的支援 共著 日本数学教育学会誌 84巻 4号 10 18 20020400 共著者:重松敬一、勝美芳雄、勝井ひろみ、生駒有喜子 「算数作文」によって、中学年の児童へのメタ認知的支援を図る具体的な指導方法を4つのステップに分けて提案した。そして、このような実践を行うことの可能性を追試によって検証した。共同研究につき本人担当部分抽出不可能。
数学教育におけるメタ認知の研究(17)―算数作文による小学校中学年のメタ認知発達変容の分析― 共著 第35回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  563 568 20021100 共著者:重松敬一、勝美芳雄、勝井ひろみ、生駒有喜子 特定の児童の小学校中学年の算数作文の事例を分析し、2年間のメタ認知の発達変容について次のような知見を得た。①メタ認知的知識の量的増大②メタ認知の質的変容(76字)共同研究につき本人担当部分抽出不可能。
算数学習におけるメタ認知発達変容の枠組みの開発とその実践的検証 共著 2001〜14年度科学研究費補助金基盤研究(C)(1)研究成果報告書 課題番号13680334 27-36頁、37-52頁 20030300 研究代表者:勝美芳雄、分担者:重松敬一、高澤茂樹、加藤久恵 小学校中学年の算数作文の分析および考察から得られた算数作文の5段階を、各段階で機能するメタ認知の変化に注目することによって「算数学習におけるメタ認知発達変容の枠組み」として提案した。全頁数80頁。本人執筆部分は「算数学習におけるメタ認知発達変容の枠組み」「算数作文指導の実際」
算数教育における教師の職能成長のシステムの開発研究 共著 2001〜14年度科学研究費補助金基盤研究(C)(1)研究成果報告書 課題番号13680302 84 99 20030300 研究代表者:重松敬一、分担者:勝美芳雄、高澤茂樹、加藤久恵 教育実践を支援する研究会で、子どもにメタ認知を育成するため算数日記を書かせる実践をした教師を取り上げ、この教師の子どもへの関わり方、ひいては、子ども達自身がどのように変容したかを分析した。全頁数129頁 本人執筆部分
算数・数学科における少人数・習熟度別指導の研究 共著 奈良教育大学紀要  第53巻 第1号 181 190 20040500 共著者:重松敬一、勝美芳雄、小嶋康弘 算数・数学における少人数・習熟度別指導の現状を分析し、その結果に基づいて3コースからなる本指導の授業デザインを提案した。さらに、この授業の具体的事例における子どもの変容をモデル化することにより、この授業デザインに基づく実践の結果が「確かな学力」育成に結びつくことを検証した。共同研究につき本人担当部分抽出不可能。
数学教育におけるメタ認知の研究(19)―習熟度別学習における児童の質的変容の分析― 共著 第37回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  139 144 20041100 共著者:重松敬一、勝美芳雄 算数科習熟度別学習の基礎コ-スで学習した児童の一年間の事例をメタ認知の観点から分析し次の事柄を明らかにした。①当該児童のメタ認知の発達的変容、②当該児童のメタ認知的知識の変化、③メタ認知的知識の変化をもたらした指導、④教師の関わりによる学習から児童の自立による学習への移行の兆候。共同研究につき本人担当部分抽出不可能。
数学教師の授業実践力としてのリスニング能力の開発研究 共著 2003〜16年度科学研究費補助金基盤研究(C)(1)研究成果報告書 課題番号15530582 55-57頁、58-59頁 20050300 研究代表者:高澤茂樹、分担者:重松敬一、 勝美芳雄 算数数学教育における教師の授業実践力としてのリスニング能力に注目し、その解明に取り組んだ。その結果、リスニングの目的に応じて、解釈的、評価的、及び変換的の3つのリスニングが存在することを指摘した。全頁数80頁。本人執筆部分は「数学指導における教師のリスニングのモデル化とその検証」「数学教育以外の分野における教師のリスニング能力への言及」
数学教育におけるメタ認知の研究(20)─児童の質的変容分析のための学習状況曲線の検討─ 共著 第38回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  667 672 20051100 重松敬一、勝美芳雄の共著。子どもの算数学習の変容を連続的に示すために、学習状況曲線を開発し検討した。その結果、小学校3年生の学習状況曲線から、学習状況の連続的なパターンとして、「上昇の連続」「上昇の連続の中に再上昇が表れる場合」「上昇も下降も連続しない場合」「下降の連続」の4つを見出した。共同研究につき担当部分抽出不可能。
習得した知識・技能を活用し考える力を育成する教育課程を 単著 日本数学教育学会誌 88巻 第4号 39 40 20060400 中教審教育課程部会の審議経過報告を読んでの意見を述べた。審議経過における教育課程見直しの方向には賛成であるという立場を明確にした。うえで、「確かな学力」を育む手立てとして、算数・数学では、習得した知識・技能を、算数・数学の中で活用し考える力を育成することが重要であり、そのためにスパイラルな教育課程が必要であること指摘した。
数学教育におけるメタ認知の研究(21)―子どもの算数学習の単元別分析― 共著 第39回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  709 714 20061100 勝美芳雄、重松敬一の共著 前回までに開発した学習状況曲線を改善し、算数作文による単元別学習状況とその単元末テスト結果とを関連づけた分析方法を開発した。その結果、単元別学習状況と単元末テストの組み合わせによって、子どもの学習を分類することができた。そして、そのなかの事例分析から、算数作文への赤ペン指導によるメタ認知的支援が有効に作用し子どものメタ認知が変容していくことによって単元末テストの好結果につながることが示唆された。共同研究につき担当部分抽出不可能。
算数における児童の学習状況曲線の開発とその分析 単著 日本数学教育学会誌』 第89巻 第8号 10 19 20070800 学習状況曲線を用いて、単元別学習状況とその単元末テスト結果とを関連づけた分析を行った。そのなかで、「単元別学習状況が下降傾向」または「単元末テストがC段階」の場合を事例的に分析した結果、算数作文の記述から子どもの学習状況を把握することによって、それぞれの場合に応じて、自分の学習のモニターを促すメタ認知的支援が必要であることが示唆された。
数学教育におけるメタ認知の研究(22)―新・算数作文の開発とその検証― 共著 第40回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  169 174 20071100 勝美芳雄、重松敬一、小島源一郎の共著。算数作文を用いたメタ認知育成の実践は、本研究において成果が検証されてきたが、その実践に当たっては、子ども、教師の負担が大きな課題であった。そこで本稿では、4行日記をもとに、子どもに記述させる項目(事実、発見、教訓、宣言)を設定した新・算数作文の形式を開発し、その検証を行った。この新しい形式は、子ども、教師双方の負担を軽減することができ、その結果、高学年の子どもでも書くことに肯定的で、初めて実践する教師でも継続して取り組むことができた。さらに、記述させる項目の設定は、算数作文にメタ認知を表出させることを促進することが事例によって確認された共同研究につき担当部分抽出不可能。
数学教育におけるメタ認知の研究(23)―算数作文の形式についての子どもによる選択の分析― 共著 第41回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  183 188 20081100 勝美芳雄、重松敬一、上田喜彦の共著。算数作文の形式を複数用意し、算数作文を書く際に自分が使う形式を子ども自身に選択させる実践を行いその類型と要因を分析した.結果として、5つの形式選択の類型を特定し、選択の要因として、「算数作文に書く内容の量」「算数作文に書くべき項目の枠の有無」「機能したメタ認知の意識」を見出すことができた.さらには、これらの要因を考察することによって、形式選択の類型に応じたメタ認知育成の可能性が示唆された.共同研究につき担当部分抽出不可能。
新・算数作文の開発とその実践 単著 皇學館大学教育学部研究報告集  第1号 37 56 20090300 先行調査の結果から,子どもの実態に応じた算数作文の新しい形式を開発し,それを使った実践の分析を行い,次のような結果を得た。 ・ 記述させる項目を設定することによって,算数作文にメタ認知を表出させることを促進することができる。 ・ これまでに蓄積してきた自由記述型と本研究において開発を始めた項目設定型の2つの形式を併用することができる。 ・ そのうえで,どの形式を選択するかは子ども自身に選択させることができる。 ・ その選択の要因を考察することによって,形式選択の類型に応じてメタ認知の育成を図ることができる。
算数作文による児童の学習評価と指導改善の実践的研究 共著 奈良教育大学紀要  第58巻  第1号 107 120 20090400 重松敬一,吉田明史,勝美芳雄,河口敬これの共著 算数の評価から改善のプロセスについて,算数作文を用いることによって,経験に依存するのではなく,より客観的なものとして教師が共有する手法を検討し提案した。
意識調査における自由記述項目の分析―回答に示された頻出語とその出現パターン 単著 2007〜21年度科学研究費補助金・基盤研究(A)「わかる数学の授業を構築するための基礎研究」(課題番号:19203037)研究成果報告書Ⅱ 49 57 20100300 「わかる授業」についての意識調査のうち,自由記述で回答を求めている部分について計量的な分析を行った。 その結果,回答に頻出する語をリストアップすることによって,「わかる授業」を行うことについて,どのようなことを手がかりとして回答されているかを考察することができた。また,出現パターンが似ている語を抽出することによって,自由記述の内容を3つのカテゴリーに分類することができた。
Metacognition: The Role of the “inner teacher”(8): Changes in Quality of Students' Metacognition by Teacher's Comments Using Red Pencil on Students' Journal Writing 共著 Proceedings the 5th East Asia Regional Conference on Mathematics Education Volume2 20100800 Keiichi SHIGEMATSU, Yoshio KATSUMI & Nobuhiko Ueda In this paper, we discussed the appropriate metacognitive instructions such as “using a red pencil”, which refers to feedback written using red ink by the teacher on students’ journal writing. That was essential leading to the changes in quantity and quality of metacognition. A scheme of effective feedback processes was constructed and samples of analyzed cases were listed.
数学教育におけるメタ認知の研究(24) 共著 第43回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  第2巻 507 512 20101100 重松敬一,勝美芳雄,上田喜彦の共著 授業中のメタ認知的支援を行えるようにするために,教師の指導観(授業に対するメタ認知)を変容させるシステムを開発した.そこでは,具体的な学習内容に即したメタ認知的支援を設定した授業を計画し,それを基に,授業をする教師に助言するメンター教師が参画し,教師の指導観の変容を促した.そして,このシステムによる小学校第3学年の指導事例から,教師の指導観の変容を確認することができた.
数学教育におけるメタ認知の研究(25) 共著 第44回数学教育論文発表会論文集 日本数学教育学会  第1巻 147 152 20111100 重松敬一,勝美芳雄,上田喜彦の共著 前回から,メタ認知的支援による教師の指導観変容システムの開発に着手し,メンティーである若手教員の変容を確認することができた.今回は,このシステムにおける重要な部分である子どもの書いた算数作文に対する赤ペン指導に焦点をあて,算数作文にはじめて取り組む教員の変容のためのシステムを開発した.そして,このシステムによる小学校第3学年の指導事例から,教師の指導の変容及び子どもの算数作文の変容を確認することができた。

 その他業績

タイトル 実施年月 単著・共著の別 発行所、発行雑誌又は発表学会等の名称 分類 概要
算数的活動とその実践 20000300 共著 奈良市教育研究室 1999年度研究紀要 (その他) 研究員3名、指導者: 勝美芳雄 算数的活動の意義をQ&Aにまとめ、その実践例(4年「面積」)を分析した。87-102頁
和英・英和算数・数学用語活用辞典 20000800 共著 東洋館出版社 (その他) 日本数学教育学会編 一松信、小高俊夫監修 執筆者;植竹恒男、坂間利明、沢田利夫、杉山芳茂、能田伸彦、橋本吉彦、町田彰一郎、湊三郎、三輪辰郎、吉田稔他200名 分担;体積・容積、比例(524頁、41及び307頁)
習熟指導だけではない指導改善を 20030300 単著 明治図書 楽しい算数の授業18巻3号 (その他) 2001年度教育課程実施状況調査の算数5年生の結果を分析した。その結果から、特に児童への態度質問紙とペーパーテスト得点の正の相関関係を指摘し、習熟指導だけに偏らない指導改善を提起した。16-18頁
算数作文を活用したメタ認知の育成 20030700 単著 東洋館出版社、新しい算数研究No. 390 (その他) これまでに蓄積された継続的な「算数作文」のデータを分析することによって、算数作文を使った具体的な指導法と子供の算数学習におけるメタ認知発達変容を明らかにした。39-41頁
算数作文による「自分を見つめ直す力」の育成 20031200 共著 筑波大学付属小学校・初等教育研究会、教育研究No. 1222 (その他) 算数作文の指導を通して、一人一人の子どもの念頭に「自分を見つめ直す力」が育成され、その力によって算数のよりよい方向への学習改善を子ども自身が行っていくことが可能になることを示した。共著者:重松敬一、勝美芳雄14-17頁
算数・数学における「確かな学力」の育成 20040200 単著 奈良県教育振興会、やまと28巻11号 (その他) 算数数学における確かな学力として、2001年度教育課程実施状況調査の結果から、7つの具体的な学力を示した。14-16頁
習熟度別学習のメリット・デメリット―先進校の成果と課題を活かそう― 20050300 単著 明治図書 楽しい算数の授業No. 247第20巻3号 (その他) 学力向上フロンティアスクールでの算数習熟度別学習の成果と課題をより多くの学校で活かす方向を示した。10-11頁
連載 授業におけるメタ認知の育成 20060300 共著 明治図書 楽しい算数の授業 第20巻4号〜第21巻3号 (その他) メタ認知究プロジェクト(重松敬一、勝美芳雄、勝井ひろみ、生駒有喜)として、12回連載で、小学校教員向けにメタ認知について解説するとともに、算数の授業においてメタ認知を育成する具体的な方法を紹介した。B5判、総36頁。共同研究のため担当部分抽出不可能。掲載頁:各号68頁〜70頁68頁〜70頁
習得した知識・技能を活用し、確かな学力を育成する教育実践を!―次期教育課程に向けて― 20070600 単著 奈良県教育振興会、やまと32巻3号 (その他) 次期教育課程の算数・数学における重点である「知識・技能の活用」について、その必要性と実践の方向性を示した。8-11頁
算数教育とメタ認知 20081200 共著 現代のエスプリ、第497号 (その他) 算数教育においてメタ認知をいかに育むかについて、これまでの研究で用いてきた「認知とメタ認知の関係モデル」をもとに、「メタ認知を育成する教師の役割」と「メタ認知の育成と学力向上」について、実践例を挙げて解説した。さらに、算数教育のカリキュラムにおいて、メタ認知が重要な柱になることを述べた。共著者:重松敬一、勝美芳雄202頁〜212頁

 所属学協会

所属学協会名 年月(自) 年月(至) 年月(至)区分 職名
日本数学教育学会 現在に至る 近畿地区代議員
近畿数学教育学会 198702 現在に至る 理事
全国数学教育学会 19940401 現在に至る

 研究に関連する学内外社会活動

活動年月(自) 活動年月(至) 活動年月(至)区分 内容 分類
20000400 現在に至る 奈良県算数数学教育研究会 顧問
20060400 現在に至る 関西算数授業研究会 顧問

 競争的資金等の研究課題

提供機関 研究種目 タイトル 採択開始 採択終了 代表者 研究課題 代表者・分担者の別
日本学術振興会 科学研究費 基盤研究(A) 200704 201003 吉田明史 わかる数学の授業を構築するための基礎研究〜小中高接続の重点化を通して〜 研究分担者

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