教員紹介データベース


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 基本情報


氏名 中西 温子
氏名(カナ) ナカニシ アツコ
氏名(英字) NAKANISHI ATSUKO
学部・学科 現代生活学部食物栄養学科
職名 講師
出身学校・専攻 奈良女子大学 生活環境学部 食物栄養学科
出身大学院・研究科 奈良女子大学大学院 人間文化研究科 共生自然科学専攻
学位・資格 博士(生活環境学)、管理栄養士、栄養教諭、食品衛生監視員・管理者
本学での担当科目 解剖生理学、応用栄養学
研究内容 【解剖生理学、生化学、応用栄養学】 
①男性更年期障害における骨粗鬆症について、骨量減少はどのようなメカニズムで起こるのか、栄養によって改善しうるのかなどを研究しています。
②若年女性の体組成評価を行い、主に骨格筋量、骨量と生活習慣との相関について検討しています。
シラバス(URL) https://csweb.tezukayama-u.ac.jp/syllabus/campus?func=function.syllabus.ex.search&nendo=2017&k_cd=172502
ひとことメッセージ 暗記だけではない、考えて理解することの喜びを感じてください。

 研究キーワード

研究キーワード
骨代謝、ライフステージ栄養学、栄養アセスメント、食育

 研究分野

研究分野
食生活学

 著書

タイトル 著者 出版社 出版年月 担当区分 担当範囲 概要
New Aspects in Molecular and Cellular Mechanisms of Human Carcinogenesis Minami A, Murai T, Nakanishi A, Kitagishi Y, Ichimura M and Matsuda S InTech 201603 共著 Chapter 2
Cell Cycle Regulation via the p53, PTEN, and BRCA1 Tumor Suppressors
がん細胞は、細胞周期制御に関わる様々な遺伝子の調節不全から生じる可能性がある。p53やPTEN、BRCA1などに着目し、細胞周期制御における癌抑制因子の機能について概説した。

 論文

タイトル 著者 単著・共著の別 発行雑誌 発行所 開始ページ 終了ページ 出版年月 掲載種別 概要
Roles of oncogenes and tumor-suppressor genes in osteoclastogenesis. Minami A, Ogino M, Nakano N, Ichimura M, Nakanishi A, Murai T, Kitagishi Y, Matsuda S 共著 International Journal of Molecular Medicine Spandidos Publications Vol.39 No.2 261 267 201702 総説・解説(学術雑誌) 骨粗鬆症における破骨細胞の分化促進および活性化において、細胞増殖や細胞死が密接に関わっている可能性がある。がん遺伝子産物や癌抑制因子による細胞増殖・細胞死の制御に着目し、破骨細胞形成における役割について考察した。
n-3 polyunsaturated fatty acids stimulate osteoclastogenesis through PPARg-mediated enhancement of c-fos expression, and suppress osteoclastogenesis through PPARg-dependent inhibition of NFkB  activation. Nakanishi A, Tsukamoto I. 共著 Journal of Nutritional Biochemistr Vol.26 No.11 1317 1327 201507 研究論文 n-3 PUFAによる破骨細胞形成への影響を,細胞レベルで検討した.これまで諸説あったPPARgアゴニストやn-3 PUFAによる破骨細胞への影響について,応答する細胞の違いによる差異を説明した.
Increase in osteoclastogenesis in an obese Otsuka Long-Evans Tokushima fatty rat model.  Otsuka T, Nakanishi A, Tsukamoto I. 共著 Molecular Medicine Reports Vol.12 No3 3874 3880 201505 研究論文 過食による肥満を呈し,2型糖尿病を発症するOLETFラットを用いて,骨代謝の継時的な変化を検討した.肥満のみを呈す8週齢の段階で炎症性因子が上昇し,骨吸収が増大していた.よって,肥満状態では体内での炎症の亢進により骨吸収が増大し,骨量減少が起こる可能性が示唆された.
Neuron membrane trafficking and protein kinases involved in autism and ADHD.  Kitagishi Y, Minami A. Nakanishi A, Ogura Y, Matsuda S. 共著 International Journal of Molecular Sciences 16 2 3095 3115 201501 総説・解説(学術雑誌) 自閉症やADHDの原因とされるneurobeachinやドーパミン輸送体は神経細胞の膜輸送を担っており,その働きには多くのタンパク質リン酸化酵素が関わっている.これらの酵素と疾患の関係について概説し,治療介入の期待できる新規ターゲットについて考察した.
BRCA1 and p53 tumor suppressor molecules in Alzheimer's disease.  Nakanishi A, Minami A, Kitagishi Y, Ogura Y, Matsuda S. 共著 International Journal of Molecular Sciences 16 2 2879 2892 201501 総説・解説(学術雑誌) 細胞死やDNA修復などを制御する癌抑制遺伝子と,アルツハイマー病における神経細胞死との関連について概説した.また,食事からの抗酸化物質の摂取による神経保護作用,およびアルツハイマー病の治療効果について考察した.
Functions and characteristics of PINK1 and Parkin in cancer. Matsuda S, Nakanishi A, Minami A, Wada Y, Kitagishi Y. 共著 Frontiers In Bioscience (Landmark edition) 20 491 501 201501 総説・解説(学術雑誌) 家族性パーキンソン病の病因遺伝子であり,癌において高発現するPINK1とParkinは,ミトコンドリアの品質管理に関わるmitophagyを誘導する.これらの細胞内での役割について概説し,パーキンソン病と癌におけるmitophagyの役割を考察した.
Connection between Tumor Suppressor BRCA1 and PTEN in Damaged DNA Repair. Minami A, Nakanishi A, Ogura Y, Kitagishi Y, Matsuda S. 共著 Frontiers in Oncology 4 318 1 6 201411 総説・解説(学術雑誌) 癌抑制因子PTENは,乳癌抑制遺伝子BRCA1と同様にDNA障害応答に重要な役割を果たしており,これらの変異や発現減少は様々な腫瘍形成を誘導すると考えられている.BRCA1やPTENの機能的特徴や癌細胞シグナルにおける関連について,近年の研究成果を概説した
Certain Diet and Lifestyle May Contribute to Islet β-cells Protection in Type-2 Diabetes via the Modulation of Cellular PI3K/AKT Pathway Kitagishi Y, Nakanishi A, et al. 10名中2番目 共著 The Open Biochemistry Journal 8 74 82 201411 総説・解説(学術雑誌) PI3K/AKT経路は細胞分化を促進しアポトーシスを抑制することから,2型糖尿病における膵β細胞の保護にも重要であると考えられる.近年,食品成分によるPI3K/AKT経路の活性化が報告されており,2型糖尿病治療への可能性やそのメカニズムについて概説した.
Function of α-synuclein and PINK1 in Lewy body dementia. Minami A, Nakanishi A, Matsuda S, Kitagishi Y, Ogura Y. 共著 International Journal of Molecular Medicine 35 1 3 9 201410 総説・解説(学術雑誌) α-synucleinが凝集し蓄積したレビー小体は,パーキンソン病やレビー小体型認知症と関連する.PINK1はミトコンドリアの品質管理に関わっており,その変異は遺伝型パーキンソン病の原因とされる.α-synucleinの凝集経路におけるPINK1の機能と,疾患との関連について概説した.
PI3K/AKT/PTEN pathway as a target for Crohn's disease therapy. Tokuhira N, Kitagishi Y, et al.  9名中5番目 共著 International Journal of Molecular Medicine 35 1 10 16 201410 総説・解説(学術雑誌) クローン病は,自然免疫を担当するNodファミリーの機能損失型変異により,正常な腸管粘膜の細菌叢に対しても過剰な炎症応答を示す疾患である.活性酸素種は,PI3K/AKT/PTEN経路を介して炎症を誘導することから,この病理形成に深く関わると考えられ,これらの分子メカニズムと栄養による効果を考察した.
Atherosclerosis and tumor suppressor molecules.  Suzuki M, Minami A, Nakanishi A et al.  7名中3番目 共著 International Journal of Molecular Medicine 34 4 964 940 201407 総説・解説(学術雑誌) 粥状動脈硬化の病理形成においては,過剰な活性酸素種が酸化LDLを産生し,DNA障害や細胞死を引き起こすが,癌抑制因子は細胞死やDNA修復において重要な役割を担っている.その関係についてまず概説し,さらにスタチンなど治療薬の代替品としての植物成分の可能性を,近年の研究から考察した.
Dietary regulation of PI3K/AKT/GSK-3β pathway in Alzheimer's disease. Kitagishi Y, Nakanishi A, Ogura Y, Matsuda S. 共著 Alzheimer's Research & Therapy 20 6 35 201406 総説・解説(学術雑誌) アルツハイマー病の特徴は老人斑と,タウタンパク質が過剰にリン酸化され蓄積した神経原線維変化である.PI3K/AKT/GSK-3b経路はタウのリン酸化を促進することから,治療アプローチとして注目されている.その細胞内シグナル経路の関連と,食事によるシグナル制御の可能性について考察した.
The tumor suppressor PTEN interacts with p53 in hereditary cancer.  Nakanishi A, Kitagishi Y, Ogura Y, Matsuda S. 共著 International Journal of Oncology 44 6 1813 1819 201406 総説・解説(学術雑誌) 癌抑制遺伝子であるPTENやp53の生殖細胞系列変異は,それぞれカウデン病,リ・フラウメニ病を引き起こす.PTENはp53と同様,DNA障害応答に重要な役割を持っており,協同して乳房腫瘍の発生を抑制すると考えられている.発ガン細胞シグナルにおけるPTENとp53の機能について概説した.
Link between PI3K/AKT/PTEN Pathway and NOX Proteinin Diseases. Nakanishi A, Wada Y, Kitagishi Y, Matsuda S. 共著 Aging and Disease 5 3 203 211 201406 総説・解説(学術雑誌) PI3K/AKT/PTEN経路は,活性酸素種の産生を介して細胞運命決定に重要な役割を果たしており,NADPH酸化酵素は,活性酸素種を産生する主要な酵素複合体である.PI3K/AKT/PTEN経路での活性酸素種の役割を,癌や老化などにおけるNADPH酸化酵素との関わりに焦点を当て,その概要を述べた.
Roles of PI3K/AKT/PTEN Pathway as a Target for Pharmaceutical Therapy. Matsuda S, Nakanishi A, Wada Y, Kitagishi Y. 共著 The Open Medicinal Chemistry Journal 31 7 23 29 201310 総説・解説(学術雑誌) イノシトールリン脂質はシグナル伝達において重要な役割をもち,リン酸化酵素による調節不全は初期の発癌に関わるため,前癌性マーカーと考えられている.その主要なシグナル経路であるPI3K/AKT/PTENについて,癌治療の創薬としての安全性や効果,他疾患での阻害剤の利用などについてまとめた.
Fish oil suppresses bone resorption by inhibiting osteoclastogenesis through decreased expression of M-CSF, PU.1, MITF and RANK in ovariectomized rats. Nakanishi A, Iitsuka N, Tsukamoto I. 共著 Molecular Medicine Reports 7 6 1896 1903 201304 研究論文 閉経後の骨量減少に対し魚油がどのように影響するか,詳細な機構解明を試みた.閉経後モデルラットでは血中アラキドン酸濃度が上昇し,炎症性因子が上昇して破骨細胞形成が上昇するが,魚油はアラキドン酸濃度を減少させることでこれらの上昇を抑制し,骨量減少を抑制した.
A crucial role for reactive oxygen species in macrophage colony-stimulating factor-induced RANK expression in osteoclastic differentiation Nakanishi A, Hie M, Iitsuka N, Tsukamoto I. 共著 Journal of Molecular Medicine 31 4 874 880 201301 研究論文 加齢や様々な疾病との関連が注目を集めている活性酸素種について,細胞分化における役割を検討した.骨吸収を担う破骨細胞の早期分化過程においては,破骨細胞分化因子RANKLの受容体であるRANKの発現に必須であることが明らかとなった
Ethanol increases osteoclastogenesis associated with the increased expression of RANK, PU.1 and MITF in vitro and in vivo.  Iitsuka N, Hie M, Nakanishi A, Tsukamoto I. 共著 International Journal of Molecular Medicine 30 1 165 167 201204 研究論文 過剰飲酒による骨量減少のメカニズムを検討した.エタノールを与えたラットでは体内の酸化レベルが上昇し,破骨細胞形成が亢進して,骨吸収活性の上昇が起きた.骨形成の抑制に先立ち,骨吸収の上昇により骨量減少が起こる可能性が示唆された.
Zinc deficiency decreases osteoblasts and osteoclasts associated with the reduced expression of Runx2 and RANK Hie M, Iitsuka N, Otsuka T, Nakanishi A, Tsukamoto I. 共著 Bone 49 6 1152 1159 201108 研究論文 近年,先進国でも増加傾向にあると言われる亜鉛欠乏について,骨への影響を検討した.亜鉛欠乏食を与えたラットでは,骨髄中の破骨細胞・骨芽細胞の前駆体数が減少し,両細胞分化に関わる遺伝子の発現量も減少した.骨代謝を担う両細胞においても,亜鉛の重要性を示すことができた.

 講演・口頭発表等

タイトル 講演者 単著・共著の別 会議名 開催年月日 主催者 開催地 概要
n-3多価不飽和脂肪酸の破骨細胞前駆体に対する影響 中西温子,飯塚奈津美,塚本幾代 共著 日本家政学会関西支部 第34回研究発表会 201210 日本家政学会関西支部 奈良女子大学 骨髄細胞,および骨髄細胞から単離した破骨細胞前駆体である血球幹細胞に,n-3系多価不飽和脂肪酸であるEPA, DHA, ALAを添加して培養し,破骨細胞の生存率や細胞分化への影響を検討した
卵巣摘出ラットにおける魚油による骨量減少の抑制 飯塚奈津美,中西温子,塚本幾代 共著 日本家政学会関西支部,第34回研究発表会 201210 日本家政学会関西支部 奈良女子大学 閉経後モデルである卵巣摘出ラットにおける骨量減少のメカニズムと,それに対する魚油摂取の効果について,最新の実験結果を報告した
2型糖尿病モデルラットにおけるc-fmsの発現上昇 飯塚奈津美,中西温子,塚本幾代 共著 第85回日本生化学会 201212 日本生化学会 福岡マリンメッセ 破骨細胞の前駆体は,血球幹細胞上にc-fmsを発現する.OLETFラットにおける破骨細胞前駆体の増加について報告した.
EPAあるいはDHAによる破骨細胞形成の亢進 中西温子,塚本幾代 共著 第85回日本生化学会大会 201212 日本生化学会 福岡マリンメッセ 骨髄細胞,および骨髄細胞から単離した血球幹細胞にEPAやDHAを添加して培養し,それぞれの細胞生存率や破骨細胞分化への影響を検討した.
OLETFラットにおける魚油による破骨細胞形成の抑制 中西温子,梅木菜津美,飯塚奈津美,塚本幾代 共著 第67回日本栄養・食糧学会大会 201305 日本栄養・食糧学会 名古屋大学 過食により肥満を呈する成長期のOLETFラットを用い,魚油摂取による身体状況の変化や破骨細胞形成への影響について報告した
M-CSFシグナル伝達における ROSの役割 中西温子,塚本幾代 共著 第86回日本生化学会 201309 日本生化学会 パシフィコ横浜 血球幹細胞上にc-fmsを発現した破骨細胞前駆体は,M-CSFの刺激後,破骨細胞分化因子の受容体RANKを発現する.このRANK発現への活性酸素種ROSの影響について報告した.
2型糖尿病モデルラット(OLETF)における骨吸収活性の上昇 中西温子,大塚朋代,伊藤さつき,塚本幾 共著 第68回日本栄養・食糧学会大会 201405 日本栄養食糧学会 酪農学園大学 過食により肥満を呈し,後に2型糖尿病を発症するOLETFラットについて,成長・加齢に従う骨代謝の変化を報告した.
酸化ストレスによる破骨細胞形成の亢進 中西温子、松田覚 共著 第70回 日本栄養食糧学会大会 201605 日本栄養食糧学会 武庫川女子大学 糖尿病における骨折リスクの上昇について、酸化ストレスや炎症に着目して研究を行った
スーパー食育スクール事業における食育プログラム内容と食習慣の関連 荒木昌代、木村祐子、三浦珠美、森山眞、金田直子、桐村ます美、中西温子、小林ゆき子、桑波田雅史、木戸康博 共著 第15回日本栄養改善学会近畿支部学術総会 20161218 日本栄養改善学会 神戸学院大学ポートアイランドキャンパス 生徒の食生活改善、充実への実践に関するSSS事業の具体的な食育プログラム(ミッション)と生徒の食習慣の関連と朝食内容の変化を検討した結果を報告した。全校で取り組んだり、家庭(保護者)を巻きこむこと可能な食育プログラムが有効であった。複数のミッションの相互作用により食力アップの傾向がみられるので、1年間を通じた継続した食育プログラムの構築が必要であることが示唆された。
スーパー食育スクール(SSS)3年間の取り組み〜福知山市立日新中学校の場合〜 木村祐子・荒木昌代・三浦珠美・森山眞・金田直子・中西温子・桐村ます美・木戸康博 共著 食育学会第5回学術大会 201705 日本食育学会 愛媛大学 身体組成の測定や食習慣診断調査の分析を中心に、中学生期3年間の成長発達を見通した有効な食育プログラムについて検討した結果を報告した。中学生期の男女で異なる成長発育の変化や部活動等などの活動量の増加に伴い、食事内容が異なってくる時期であることが明らかになった。

 所属学協会

所属学協会名 年月(自) 年月(至) 年月(至)区分 職名
日本家政学会 201206 現在に至る
日本生化学会 201207 現在に至る
日本栄養食糧学会 201212 現在に至る
日本骨代謝学会 201507 現在に至る
日本食育学会 201704 現在に至る
日本栄養改善学会 201704 現在に至る

 受賞

受賞年月 授与機関 受賞名 概要
201203 奈良女子大学 奈良女子大学学長賞
201210 日本家政学会関西支部 若手優秀発表賞
201603 奈良女子大学 奈良女子大学人間文化研究科奨励賞

 競争的資金等の研究課題

提供機関 研究種目 タイトル 採択開始 採択終了 代表者 研究課題 代表者・分担者の別
日本学術振興会 特別研究員奨励費 科学研究費 20150401 20160331 中西 温子 栄養による骨代謝制御機構の解明 代表者
日本学術振興会 若手研究(B) 科学研究費 20170401 20200331 中西 温子 男性骨粗鬆症への性ホルモンの関与と、食品成分による制御可能性の検討 代表者

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