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受講者の声

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「奈良ガイド養成講座を無事修了して」

奥村 裕美さん(第9期修了生)

私はこの講座を受講し、講師の方々は勿論、同じ受講生からも様々なたくさんの刺激を受けることができました。今でこそこのように述べていますが、受講当初は、周囲の方々の英語力の高さに圧倒され、1人で委縮するばかりでした。

帝塚山大学での講義は、月曜日から木曜日が座学で、英語の知識を学べるだけでなく、奈良や日本についての文化や歴史など多種多様な見聞を深めることができます。金曜日は現地での実践的なガイディングの授業となっており、受講期間後半に於いては、なんと自分達でガイドを行う実践演習へとレベルアップし、受講生自らがガイドをしなければなりません。実際にプロとして活躍中の通訳案内士の講師をされている方のガイドを、生で目にすることもできます。また、様々な分野のスペシャリストの講師陣から、シャワーの如く浴びせられた知識を上手く活用し、自分なりのガイドを練り上げて披露します。インプットだけでなく、アウトプットの絶好の機会も与えられました。

同じ受講生の方々は、海外赴任をされていた方、通訳として働いていた方、翻訳家、海外留学経験者、通訳案内士の資格保有者、等様々で、とても流暢な英語を話される方々がたくさんおられました。私からすると本当にハイレベルで、正直に言うと、付いて行くのがやっとの状況でした。特に金曜日に行われる臨地講義は、私にとって毎週の山場でした。前日はいつも夜中の三時位まで起きて、練習をしていた気がします。苦しい時もありましたが、英語力や文化に関する未熟な知識を、洗いざらい見直すための絶好の機会であると自分に言い聞かせ、なんとか乗り越えることができました。

これだけ聞くとお堅い授業のように聞こえてしまうかもしれませんが、受講生は皆、自分のオリジナリティ溢れるガイディングで臨んでくるので本当に楽しかったです。

修了式の場で、ある先生から「MUDDLE THROUGH」という言葉が受講生に贈られました。私は今後もMUDDLE THROUGHしつつ、まずはこの講座を受講したことで見えた自分の弱点を克服すべく、今後も自分自身と向き合っていきたいと考えています。

この講座を受講しようか迷っておられる方がいらっしゃったら、まずは飛び込んでみることをお勧めいたします。私のように最初は圧倒され、なぜ自分が試験をパスできたのだろうと感じる方も居るかもしれませんが、パスできたのであれば最低限のラインはクリア出来ているはず(?)です。必死で喰らいついていけば、きっとこの講座でしか出会えない、自分にとっての新しい何かに出会えるはずです。

最後にこのような機会を頂けたこと、一緒に学んだ皆さまに感謝いたします。

「講座を終えて」

長友 馨さん(第9期修了生)

「帝塚山の講座、終わったんだって? どうだったよ?」

「ああ、終わって寂しいね…。毎日が物足りないというか、刺激が少なくてつまらない」

「おやおや、最後の方は死にそうな顔をしてたくせに」

「うん、大変は大変だった。何せ課題の準備やら予習やら、することが多い」

「なのに、物足りないんだ」

「なくなって初めてわかるんだな、充実した日々というやつの有り難みが」

「はい、はい。充実と簡単に言ってくれるがね、具体的にどんなことしてたのさ」

「大きく分けて3つだね。英語の鍛錬、奈良を中心とした歴史の学習、そして英語ガイディングに必要な知識の習得と実践」

「英語はみんな、そこそこできるんだろ? 選抜試験があったそうじゃない」

「それゆえレベルは高めということになるかな。TIME読んだり、シャドーイングやリテンションとか」

「耳慣れない横文字が出てきたけど?」

「シャドーイングは、英語を耳で聞きながら、そのすぐ後を追っかけるように言葉を発する訓練。リテンションってのは、短い英文をいったん全部聞いてから、そっくりそのまま復唱する訓練だね」

「簡単そうじゃない」

「いや、これにはヘコんだ。特にリテンション。こんな短い文が、こうも覚えられないかって」

「ふーん、そんなもんかね。でも、それって英語より記憶力の問題じゃないの?」

「それだけじゃないね。聞き取って瞬時に理解して、っていうのが前提になるから」

「…なるほど。歴史は、どんな感じ?」

「これがねえ、最初は全然ピンとこなかった。なにせこっちは、奈良の知識も歴史の知識もまったくと言っていいほどない。春日大社のおん祭りが何かもよく知らなかったくらいだから」

「…それでよくガイド講座を受けようなんて気になったな」

「奈良で何かやってるなくらいの認識はあったんだがね…。いやしかし、おん祭り。これはすごいものですよ。遷幸の儀というのが真夜中にあって、先生が引率してくださったんだがね。神様が人の世界に降りてくる、まさにそのときの儀式。神様が参道を移動する間は、余計な光を一切灯しちゃいけないの」

「ほう」

「月と星の光、それに先導する松明の灯りだけ。神職や氏子たちが『をぉぉ』という声を響かせる中、神様が目の前を通っていく」

「神様が通る? 姿が見えるの?」

「いや。暗いし、神木の枝に隠されて見えないようになってる」

「…なぁんだ」

「でも日付が変わり、神様が降りてきたという時間、不意に空気が凛とした気はしたね。気のせいと言われたら、それまでだけど」

「ふうん」

「…ま、そんなのを見たりすると、いやが応でも興味が湧くわけさ。そうして勉強しだすと、よくわからなかったピースとピースがつながって、大きな絵が見えてくる」

「歴史って、たしかにそういうところはあるな」

「でもって、奈良というところは、どこをとっても何かしらあるから面白い。たとえば猿沢池から興福寺へ上がる石段。あれにも意味はあるし、石段の前の道にだって、なかなかのいわれがある」

「へえ、そういうのをガイドで話すわけだ」

「うん。というか、まさにガイド実習の授業で教わった。毎週金曜日、実際に観光地に出向き、プロの英語ガイディングを聞かせてもらえるんだ」

「それ、いいよなあ」

「でも、実習の最後の4回は、自分たちでガイドをしなきゃならない」

「ああ、それで最後の方、なんか死にそうな顔になってたんだね」

「…うん。まだ知識が未熟だから、時間をかけて懸命に調べて、それをさらに英語でまとめるんだから難しい。でも、講座の最後の方になるとたいしたもので、いっぱしの知識は身についてるんだね。それで何とかなったかな。ここに通う前はちっとも知らなかった英単語や表現が、自然と出て来るから。四天王とか、入母屋屋根とか。4か月前ならこんなの辞書を引かないと、とても訳せなかった」

「入母屋屋根なんて、日本語でも意味を聞かれたら困りそうだな」

「そう。だから最初は、そういう建造物や仏教、仏像、神道などなど、日本文化の基礎知識もたたき込まれるんだ。日本語はもちろん、英語でどう表現するかも合わせてね」

「うーん、大変とぼやきたくなる気持ちがわかってきたよ」

「だろ? もうとにかく、自分がいかに日本文化とその英語表現を知らなかったか思い知った日々だったね」

「でも、充実した日々だったんだからいいじゃない。講座を無事終えて、別に不満もないんだろ?」

「不満? 全然ないよ。大満足。……いや、ちょっと待った。不満ならあるぞ。とにかく時間が短かすぎる。せめて期間を半年くらいにしてだな。あと授業時間も1日2時間じゃ食い足りない。せめて3時間…」

「…おん祭りのこともろくに知らなかったやつが、こんな風になっちゃう恐ろしい講座だということは、よくわかったよ」

「新しい発見の毎日」

西川 綾さん(第9期修了生)

12週間のプログラムを終えた今、とても充実した気持ちでいっぱいです。講座を受ける中でたくさんの発見があり、自分を見つめなおす良いきっかけとなった4ヶ月でした。

この講座では、海外のお客様に奈良について発信するため、奈良の歴史や神社仏閣、日本文化などを個性豊かな講師陣が、研究者の観点から、またプロのガイドとしての視点から、深く掘り下げて教えて下さいます。史実に関するその時代情勢や、歴史上の人物をひとりの「人間」として解説して頂いたことで、自分が学生時代に覚えた表面的な知識が線としてつながり、歴史がドラマのようなストーリー性をもって理解出来た時はとても感動しました。同時に歴史の面白さがわかった瞬間でもあり、自分にとって大きな収穫となりました。

英語の授業では、「Time」から選んだ興味深い記事を題材にして、内容を理解するために必要な背景(国内外の政治情勢や社会問題、宗教など)の解説を受けながら、英文を読み込んでいくので、英語だけでなく幅広い知識の勉強にもなります。

またこのプログラムは、クラスメートの存在も大きな魅力です。年齢も経歴も様々でしたが、意欲を持って集まった31人の団結力はすばらしく、それぞれが別の立場を持ちながらも学びに来る教室はエネルギーに満ち溢れ、毎日とても生き生きとしていました。同じ授業を受け、課題に四苦八苦して共に学んだ事はとても貴重な経験であり、講座を修了しても引き続き目標に向かって励ましあえる仲間が出来たのは大きな財産です。

120時間の授業を通して、奈良に対して愛着や誇りを感じるようになったことも、これからの人生を豊かにしてくれるに違いないと感じています。この講座は、ガイドとしての知識はもちろん、その他多くの気付きを得られるすばらしい内容です。お世話になった先生方、クラスメートはこれからの人生のロールモデルをとなる方ばかりです。出会いに感謝し、いくつになっても学ぶことに貪欲で、好奇心を失わず進んで行きたいと思います。

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