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2013年11月01日
「レトロ調のラベル」「奈良県産の梅」~帝塚山大学経営学部学生たちが産学連携により「学長ラムネ」「梅ラムネ」を開発

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「レトロ調のラベル」「奈良県産の梅」―。

このたび、帝塚山大学経営学部の学生たちが産学連携により、「学長ラムネ」「梅ラムネ」を開発しました(写真)。

 

天理市の酒店「シマヤ」さんとのラムネ開発プロジェクトがスタートしたのは2013年4月。経営学部菅ゼミの学生たちは、同社の粂弘明社長はじめ、デザイン担当者らと商品のコンセプト、ネーミング、価格などの項目について、活発なミーティングを何度も重ねました。また、同学部日置ゼミとのジョイントにより、斬新で楽しい切り口を共につくりだしました。

 

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ミーティングはこのたび奈良・東生駒キャンパス図書館に新設されたアクティブラーニングスペース「C3(シーキューブ)」という新しい環境を活用することも多く、存分な議論を行うことができました。さらに、ミーティングの過程においては、粂社長から、本件にとどまらず、経営という幅広い観点から、戦略や商品開発、ブランド構築など実践的な話を伺う機会もあり、学生にとっては実り多いものとなりました。

 

数か月におよぶ議論を進め、いよいよ「学長ラムネ」「梅ラムネ」の発売にこぎつけました。まず、ラベルの議論を重ねた結果、レトロ調のデザインとなった「学長ラムネ」は、ラベルにラッピングされた「レアキャラ」に「しかけ」をもたせました。そして、「梅ラムネ」は奈良県産だけの梅を使い、ラムネでは珍しい微糖という商品性で差別化をはかっています。

「学長ラムネ」「梅ラムネ」のデビューは、8月25日に奈良市内で開催された「いってみぃ~ひん サマーカーニバル in 奈良ロイヤルホテル」でした。同ホテルから、学生のこのプロジェクトを支援したいというありがたいお申し出を受けたことから ブース出店が実現しました。学生たちはこの日に向け、打ち合わせや準備に多くの時間をかけ、当日は170本近くを販売することができました。学生は商品の販売や企画の方法、商品の宣伝のしかたなどを 多くのことを実践により学ぶことができました。

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ラムネはイベント実施後もケーキセットとして、同ホテルで召し上がっていただくことができます。学内においても、先日開催した虹色祭(大学祭)で販売するなど、各種イベントや催しにおいて、華を添える存在となっています。このプロジェクトはこのほか外部からも大きな注目を浴び、新聞社等メディアからの取材も受けました。

地域企業の方々の温かいサポートによって支えられた今回のラムネ開発。 創立50周年を迎える帝塚山大学にとっても、 この産学連携プロジェクトは非常に価値ある取り組みとなりました。学生たちの挑戦はまだまだ続きます。

 

指導教員の経営学部 菅准教授は以下のとおりコメントしています。

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「50周年記念「学長ラムネ」「梅ラムネ」の開発の指導にあたって」
 (指導教員 経営学部准教授 菅 万希子)

株式会社シマヤの粂宏明社長より、産学連携のお申込を頂いたのは昨年春ごろでした。大学の知を企業とともに地域に還元するため、また、その中で地域の若者を共に育てるために取組を始めました。

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まず、奈良の名品をつくろうと奈良県産の梅だけを使った「梅ラムネ」の開発にとりかかりました。コンセプトづくりから、味はもちろん、デザイン、価格などについて、シマヤさんと学生達は何度となく議論を重ねました。シマヤさんによると、ラムネの現在の購買層は高い年齢層だとのことですが、大学生の視点を活かした「若者をターゲットにしたラムネ」の開発にこだわりました。若い学生達は、意外にラベルデザインをポップなものでなく、レトロなデザインで構成し、味については、試飲を重ねた結果、ラムネでは珍しい微糖というコンセプトをつくりあげました。その中で、楽しさ、笑いを訴求した学長ラムネというアイデアが出てきました。来年50周年を迎える記念グッズとしてもピッタリです。

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ここで課題は、消費者に受け入れられる商品は、というマーケティングの視点からの商品開発です。近年はモノがあふれており、売れる商品開発はかなりの経験者でも頭を悩ませるところです。「学長ラムネ」は帝塚山大学の中では、ある程度ウォンツがあるかもしれませんが、学外の方も購入したいと思うラムネにするにはどうすればいいかという難しい課題に学生達が出した答えが、ここでの学長ラムネのコンセプトです。 学長のネクタイに帝塚山大学のロゴが登場すると「学長賞」の大当たりです(写真左)。加えて、レアキャラの登場です。顔だけが、向井副学長に変わると「副学長賞」(写真中央)、日置経営学部長に変わると「学部長賞」(写真右)が当たるというお楽しみつきです。

 

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デビューは奈良ロイヤルホテルのイベントでした。隣のブースでは価格が半額の普通のラムネが販売されているにもかかわらず、2種類合わせて約170本近くを販売することができました。その後の大学祭では、なんと8ケースを完売し、滑り出しは上々です。

 

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ここで学んだことは、梅が入っているという差別化のポイントだけではなく、同じ価格でありながら、中身が普通のラムネである「学長ラムネ」もほぼ同数売れた理論です。購入者はラムネに加えて、「楽しさ」を購入しているのです。商品は機能だけでなく、様々な要素から構成されており、それらを消費者の視点から一つの束にして、商品が成り立っているとこことを理解できたようです。この企画を応用すると、例えば企業で社長ラムネを粗品として配布し、レアキャラとして営業部長や課長が出てくれば当たりとすると、お客様に楽しさと親しみを届けることができます。また、購入してホームページで当たりのデザインを確認すると、企業のホームページを見ていただけるチャンスも増えると思われます。学生達は、新鮮なビジネスモデルを構築することができたと言えると思います。

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学生たちの取り組みの足取りを以下の「経営学部ニュース」からたどることができます!

2013年04月18日 産学連携帝塚山大学ラムネ開発プロジェクト!
2013年05月15日 産学連携ラムネ開発プロジェクト合同ゼミ開催!!
2013年08月07日 ラムネの商品開発~産経新聞の取材を受けました~
2013年08月21日 学長ラムネ、梅ラムネついにデビューします!!
2013年08月28日 奈良ロイヤルホテルでのイベントに参加~いってみぃーひん奈良ロイヤル~