ニュース

2012年11月26日
大学教育改革地域フォーラム2012in奈良が開催されました

11月25日に、奈良県大学連合主催の大学教育改革地域フォーラム2012in 奈良が、「大学で学びを楽しむために、今必要なこと」~社会が求める大学での学び~をテーマに、奈良教育大学において開催されました。フォーラムのパネルディスカッションでは本学岩井学長がコーディネーターを務め、また、学生パネリストとして本学経済学部4年生の阪口敦人さんが参加しました。その他、本学から多数の学生・教職員が参加しました。 

まず開催にあたり、主催団体である奈良県大学連合を代表して奈良教育大学の長友恒人学長より挨拶があり、その後に問題提起のための映像「今、問われる『大学での学び』」が上映されました。大学関係者や産業界、そして学生の生の声が収録されており、多岐にわたる大学の課題が提起されました。

続いて、コーディネーター及びパネリストからの発表があり、文部科学省、大学、産業界、大学までの教育のそれぞれの立場から、大学の抱える課題や期待が発表されました。小松親次郎文部科学省高等教育局私学部長からは資料「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」に基づき、大学改革が求められている現状と大学、地域社会・企業等、文部科学省が取り組まなければならない事項を発表されました。次に、松山豊樹奈良教育大学教授が、理数教育センターでのGPやスーパーサイエンスティーチャー等の取組を発表されました。栗山道義奈良県人事委員会 委員長、(株)三井住友銀行元副頭取からは、大学、大学生に望むことについて発表がありました。アクティブでなく、かつ自己主張がない新入社員。過去には企業が鍛えるといっていたが、今となっては採用後に鍛えるのは非常に難しい。そこで大学にはおおいに期待している。好奇心をもって、主体的に考えて協調性のある学生を社会に送り出してほしい。最後に吉田育弘奈良県教育委員会教育次長からは、奈良県の初等・中等教育の現状と取り組みについて発表がありました。進路指導にキャリア教育を加えて目標を持って進学していくようにしたいとのことでした。

さらに、学生パネリスト3名からもそれぞれの大学での学びについて発表されました。本学経済学部の阪口さんからは、ゼミやサークル活動、学外イベントを通して、専門的な技術だけではなく、社会常識や主体性を身に付けることができた。新しいことにチャレンジするキッカケを先輩、教職員がつくってくれたので、学ぶことの楽しさを知ることができたと発表しました。

その後、フロアからの質問を岩井学長が整理し、「学修時間について」、「大学と企業連携について」、「高大接続について」をパネリストが答えました。また、人文学部英語コミュニケーション学科4年生の濱千尋さんはフロアから、自身の留学経験に基づく、学生の学修に対するモチベーションについて意見を述べました。海外では学びたいから学んでいる。日本では就職のため、学位が必要だから学んでいる。学びの場に意欲が必要であると述べました。 

コーディネーターである岩井学長から学生パネリストに3つ質問が出され、それぞれが答えました。本学の阪口さんは「大学での楽しい瞬間」について、大学には同じ目的を持った人がいること、学びたいときに学びたい環境があること。そして、「在学している大学の特徴」についてはeラーニングに力を入れており予習・復習がしやすいこと、フレンドリーな教職員をあげていました。「学修時間」については、大学にいるときは勉強をしているが、家ではあまりせず、家では資格等の勉強をしていると答えていました。

フォーラムの性格上、結論は出るものではないですが、大学教育改革を考える貴重な時間となりました。今後もそれぞれの立場から考えていかなければならないと締めくくられました。

コーディネーターの本学岩井学長

コーディネーターの本学岩井学長

パネルディスカッション

パネルディスカッション

学生パネリストの阪口さん

学生パネリストの阪口さん

フロアから発言する濱さん

フロアから発言する濱さん