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2019年07月23日
生駒市図書館との共催講座「あまねく見る」を開催しました

7月23日(火)、生駒市図書館で、本学と生駒市図書館による共催公開講座を開催し、本学の特別客員教授でもある興福寺の多川俊映貫首の講演に、県内外から約200人が参加しました。平成元年から始まった生駒市図書館との本共催公開講座は、新たに令和を迎えた今年、31回目の開催となりました。

講演に先立ち、小紫雅史生駒市長、本学園の冨岡將人学園長から挨拶があり、「今後も連携して地域住民の方々へさまざまな生涯学習の機会を提供していきたい」との抱負が語られました。
続く「あまねく見る」と題した講演で、多川貫首は「人間にはものごとを2つに分けて考える習慣があるが、例えば自分にとって好都合か不都合かなど、全体の半分しか見ないことはもったいないしよろしくない」と指摘。
さらに、分別ある人という表現に対して、仏教には「無分別」という言葉があると解説し、「分別をせずに総合的に見ることには、我々を導く大いなる智慧が隠されている」と話しました。同時に、それは分別を超えた『無分別智(むふんべっち)』という境地であるとし、ものごとを2つに分けずに『あまねく見る』というスタンスこそが心も生活も豊かにする。『あまねく見る』ことで、ものごとの本質が見えてくる」と会場に語りかけました。また、講演の中で、「あまねく見る」に因んで、堀口大學の詩「自らに」や中国明時代の書物『菜根譚』が紹介されました。
参加者からは「話がとてもわかりやすい」「穏やかな語り口調に癒された」「ものの見方を考えるとてもよい機会になった」など、多くの好意的な意見が寄せられました。

小紫雅史生駒市長のご挨拶

富岡將人学園長のご挨拶

講演中の多川貫首

講演会場の様子