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2012年08月23日
帝塚山大学附属博物館所蔵品 初の学外展示 『日・中・韓の古代瓦』を開催-開会式を挙行しました

帝塚山大学は、8月22日(水)~10月14日(日)の期間、紀の川市教育委員会と共催で、特別展示『日・中・韓の古代瓦』を開催しています。

開催初日の8月22日は、紀の川市育委員会関係者や、地元の粉河高校生、地域の方が列席のもと、晴れやかに開会式を挙行しました。主催者挨拶として、松下 裕氏(紀の川市教育長)、岩井 洋学長、森脇  澄男氏(紀の川市歴史民俗資料館 館長)から挨拶があり、森 郁夫教授(帝塚山大学附属博物館 館長)から、共催展の経緯説明があったあと、主催者によるテープカットを経て、特別展がいよいよオープンしました。

教育長挨拶の様子.JPG テープカットの様子.JPG

紀の川市歴史民俗資料館に隣接する紀伊国分寺跡に象徴されるように、紀の川市は、かつて紀伊国の仏教伝来の拠点でした。聖武天皇が、仏教による鎮護国家のもと地方政治の安定と文化の興隆を目指して、全国68カ所に国分寺の建立を命ぜられ、紀伊国にも国分寺が建立されました。その紀伊国分寺跡からも、多くの古代軒瓦が出土しており、資料館内に展示されています。同展示では、本学のために特別にご提供いただいた展示スペースに、本学附属博物館が所蔵する、日本、中国、朝鮮半島の古代瓦も一同に展示し、その古代瓦の文様の歴史変遷に迫る内容になっています。22日は、森館長自ら、これらの古代瓦について解説し、解説内容をメモにとる姿が見られるほど、来場者は熱心に耳を傾けていました。

森教授による説明の様子.JPG

また、同日同会場にて、粉河高校の生徒40名を対象に、本学考古学研究所特別研究員の甲斐弓子先生が古代瓦を切り口に、紀伊国の歴史について講義を行い、引き続いて、20名の生徒が帝塚山大学が所蔵する本物の古代瓦を使って、拓本を体験しました。参加した生徒たちは、なれない手つきで懸命に拓本をとり、途中生徒同士で、お互いの拓本の出来具合についてコメントし合うなど、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていました。最後は、甲斐先生が「皆さんの郷土は、かつて世界中から人が訪れるなど、日本の重要な場所でした。その郷土を誇りにもって、これからも頑張って下さい」とエールを送り、拓本体験を終了しました。

 甲斐先生による講義の様子.JPG 高校生の拓本の様子.JPGのサムネール画像

 帝塚山大学では、今回の特別展に関連して、9月16日(日)午後1時30分から紀の川市歴史民俗資料館にて、『那賀郡の軒瓦に見られる東アジアとの交流』と題して、シンポジウムを開催します。申込不要・聴講無料ですので、ぜひご参加下さい。

シンポジウムの詳細はこちら

開会式挨拶の様子。「本学は古代瓦については、日本有数のコレクションを持っている。古代瓦の一つ一つに刻まれている細かい歴史を堪能いただきたい」と語る岩井学長。

開会式挨拶の様子。「本学は古代瓦については、日本有数のコレクションを持っている。古代瓦の一つ一つに刻まれている細かい歴史を堪能いただきたい」と語る岩井学長。

展示された本学の古代瓦を見る来場者の方々。

展示された本学の古代瓦を見る来場者の方々。古代瓦をより真近で見ていただけるようガラスケースに入れずに展示しています。

拓本の様子

拓本の様子。瓦の細かな文様を出すために、綿棒で墨をつけていきます。

紀伊国分寺跡

紀の川市歴史民俗資料館に隣接する紀伊国分寺跡。