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2011年11月21日
寺島実郎特別客員教授による特別公開講座を開催しました

11月18日(金)、大阪 中之島にある大阪市中央公会堂で、本学特別客員教授の寺島実郎氏(財団法人日本総合研究所理事長)による今年の秋季特別公開講座「世界を知る力 日本創生への視座」を開催しました。寺島特別客員教授の著書やメディア出演でファンが多く、約400人の一般市民や本学学生が参加しました。

 寺島特別客員教授はまず、豊富なデータで知られる「寺島実郎の時代認識 資料集2011年秋号」の数字を挙げながら、世界の動きを分析されました。そして、ソ連崩壊から20年、ニューヨーク同時テロから10年に当たる今年を、アフガンとイラク戦争による米国の悲惨な消耗と内向化の結果、世界秩序が「米国中心のドル機軸体制の静かなる崩壊」に至る中で、中東情勢の民主化という混迷などもあり、無極化し始めた年と意味づけました。その上で、東日本大震災の衝撃つまり、地震・津波・原子力という3段重ねの苦しみの渦中にある日本は、社会システムの総体がパラダイムの転換を迫られていると指摘されました。とりわけ、原子力エネルギー論議の中で、「シェールガス革命」にわく米国の「非在来型天然ガス」開発への急速な旋回は、日本のエネルギー国家戦略の今後にも大きく影響し、注視すべき問題だと述べられました。

参加された方は、寺島特別客員教授の最新のデータに裏付けられた講義に引き込まれ、熱心にメモを取っていました。

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