学部・大学院|法学部 法学科

ホーム の中の 学部・大学院 の中の 法学部 法学科 の中の 公務員コース の中の 講義紹介 の中の 被害者学

本文印刷


公務員コース

被害者学

専門科目「被害者学」担当教員 岡本美紀教授

専門科目 「被害者学」

犯罪被害者とその遺族が置かれる苦しい状況や、それに対する日本や諸外国の対策、今後はどのような対応が必要なのかについて検討する学問です。

被害者のつらい立場とその支援に注目

犯罪には、加害者だけでなく、被害者とその遺族といった立場の人たちがいます。「被害者学」とは、ある日突然、大規模な災害や事故、犯罪などに巻き込まれた被害者とその遺族の人たちが置かれたつらくて苦しい状況を理解するところからはじまります。そして、このような人たちにはどのような支援が適切であり必要であるのか、ということについて考察していきます。さまざまな事故や事件に遭った被害者や遺族の人々の多くは、自分自身には何の落ち度もないはずなのにほとんど救いの手を差し伸べてもらえないどころか、いわれのない偏見などにさらされて苦しんできました。近年になって、わが国でもようやく被害者を支援する動きが高まってきていますが、まだまだ十分な状況だとはいえません。誰もがいつ被害者になってもおかしくない現代、他人事としてとらえるのではなく、自分自身や大切な人のためにも、被害者の現状とその支援に注目することが大切です。

最新の映像資料や文献で理解しやすく工夫
最新の映像資料や文献

まず総論では、「被害者の地位(被害者の置かれた立場)」について、これまでの歴史的流れを理解します。そして、犯罪者(加害者)ばかりが注目され、事故や犯罪の当事者でありながらいつの間にか忘れ去られていった被害者のつらい立場や、彼らに対する社会全体の理不尽な対応や無関心などについて学びます。そのうえで、各論では、児童虐待やストーカー犯罪、ドメスティックバイオレンス、交通犯罪、性犯罪などのさまざまな犯罪や、事故、災害(大地震や列車事故、航空機事故など)の被害者がそれぞれ置かれた苦しい状況と、立法を中心とした支援策の進展状況について、最新の映像資料や文献をもちいて具体的に深く理解できる講義になるように工夫しています。

担当教員からひと言|岡本美紀教授
被害者や遺族の苦しみを理解することはともに生きる人間として大切なこと

私たちは、犯罪者(加害者)をどのように捜査、逮捕し、裁判で裁き、どのような刑罰(刑務所に入れたり罰金を取ったり)を与えるべきかということばかり考えがちです。被害者や遺族の人々に関心を払うことはほとんどありませんでしたが、苦しむ人々の存在を認識することは、社会で共に生きる人間として大切です。自分や家族が犯罪や事故に遭うかもしれない現代では、なおさら学生の皆さんには「被害者学」を学んでほしいと思います。

他の講義紹介を見る

  • 入試情報サイト

お問い合わせについて

メールでのお問い合わせはこちら

  • お問い合わせ先一覧

資料のご請求はこちら

  • 資料請求
  • 交通アクセス


学部

大学院


このページの先頭へ
人と人、人と社会、今と未来を結ぶ絆 KIZUNA