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2018年02月28日|文学部ニュース
【日本文化学科】リレー講義「日本文化への多角的アプローチ」第13~15回

「特殊講義(日本文化への多角的アプローチ)」は、多彩なジャンルにわたって日本文化を学習できるという本学科の特色を生かしたリレー講義で、今年度の共通テーマは「食文化」です。

第13回(1月11日)は中谷克己名誉教授が近現代文学の作品を取り上げ、「食」が恋愛や生き方にも密接な関連性を持ってとらえられることについて講義しました。俵万智の表現においてサラダとチョコレートでは恋愛に関して想起するイメージが違うことや、宮沢賢治の自虐的ともいえる菜食主義が意味することについて、学生は考えを深めていきました。

第14回(1月18日)は河口充勇准教授(社会学)が「すし」をテーマとして、グローバル化している現状や、奈良における「寿司学校」という体験型観光の取り組みについて取り上げました。現地化した寿司の事例と、逆に日本で現地化した外来食「焼き餃子」の事例との比較を通して、「文化相対主義」についても考えました。学生たちは客観的、相対的な視点を持つことで初めて見えてくることがあると気づいたようです。

第15回(2月1日)は最終回として後藤博子准教授が担当し、これまでの授業を振り返りました。学生全員がリレー講義の中で最も印象に残ったこと、考えが深まったことについて一言ずつ発表しました。最後にはみんなで「こんな話もあった」「こんなふうに思った」と振り返るフリーディスカッションになりました。