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2017年12月04日|文学部ニュース
作家澤田瞳子氏による公開授業・講演会「歴史を書く、歴史を探す」を開催しました

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来年度より文学部が新しく生まれ変わることを記念し、11月10日(金)に作家澤田瞳子氏による公開授業・講演会を開催しました。講演は株式会社KADOKAWAの編集者山根隆徳氏との自在な対談形式で行われ、学生ら約250名の聴講者が熱心に聞き入りました。

興福寺復興をテーマとする『龍華記』(「野性時代」連載中)などを例に、小説の材料に関わる論文はすべて読むこと、論文で一行だけ書かれたような事柄にときめきを感じ、イメージを広げていくことなど、創作秘話を紹介してくださいました。史料に嘘はつかないが、確実なことしか書けない論文と違って、小説は想像で埋めていくことができるというお話に、歴史を学び、文学に取り組む本学部の学生たちは特に感銘を受けたようです。

質問コーナーでも学生から「読者に伝わるようにするためにどのような工夫をされていますか」「ストーリーの結末は作りはじめてから思いつかれるのですか」「出版界を目指すために学生時代にしておくべきことは何ですか」など、多くの質問が集まりました。

お二方は終了時間ぎりぎりまで質問にご対応くださり、学生時代に本をたくさん読むことの大切さや、人に読んでもらうための文章になっているかどうか、誰かに客観的に読んでもらうことの重要性などについてもお話しくださいました。

創作と出版の中心で活躍される方ならではのすばらしい講演は、学生たちにとって本当に貴重な学びの機会となりました。講演終了後、日を重ねても、学生たちが「本当に勉強になった」と講演について感想を語り合ったり、澤田氏のご著書を読み進めたりしていて、活気づいています。