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2017年02月04日|文学部ニュース
【日本文化学科】リレー講義「日本文化への多角的アプローチ」第13回は民俗学から見る真田家旗印「六連銭」でした

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日本文化学科教員によるリレー講義「日本文化への多角的アプローチ」の後半のテーマは「真田信繁(幸村)」です。第13回(1月12日)は高田照世准教授(民俗学)が担当しました。

真田家の旗印「六連銭」は「六道銭」「六文銭」とも呼ばれます。命をかける戦場でかかげる旗印には祈りや守りといった意味がこめられています。真田の「六連銭」にはどのような意味があったのか、というテーマで講義を進めました。

日本には古代からお墓に銭を埋める習慣があったことを紹介し、それらの習慣には「土地の神から土地を買う」「金属の力で魔を祓って土地を鎮める」「あの世での安穏を保証する」といった意味があったと解き明かしました。中世以降、六道思想が展開し、近世には埋葬する際、冥途への路銀として六文銭を持たせるようになったといいます。

学生たちは全国の埋葬儀礼において銭が使われてきた事例を分析し、それらの意味について話し合い、考察しました。真田庵には地蔵が祀られており、六地蔵への信仰が背景にあったかもしれないという話に、真田家が旗印「六連銭」にいかなる意味が込められていたのか、考察がさらに深まりました。