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2016年12月12日|文学部ニュース
【日本文化学科】リレー講義「日本文化への多角的アプローチ」第8回は中世史分野でした


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日本文化学科教員が「占い・まじない」をテーマにリレー講義を行う「日本文化への多角的アプローチ」第8回(11月24日)は、花田卓司講師(中世史)が担当しました。

中世は人びとの生活のさまざまな場面で、神仏の存在や陰陽道に基づく吉凶が意識された時代であることを確認し、「占い」「まじない」をめぐる事例を素材に、中世に生きた人びとの感性を読み取ってみよう、というテーマで講義を進めました。

上杉景勝のような戦国武将たちも、出陣にあたって日時や吉凶をお抱えの呪術者に占わせて決めていたといいます。花田先生は、中世において占いやくじは神の意思そのものであり、さまざまな意見を一つにまとめるための合理的な手段であったと位置づけました。

最後に「戦国時代の武士はムカデを好み、旗指物の図柄にもムカデが描かれているが、なぜだろうか?」という課題が示され、学生たちは戦国時代の武士の感性に思いをはせながら、考えをまとめました。

「前にしか進まないムカデは、後退する(退却する)ことを嫌う武士にとって縁起が良いと考えられていた」というのが解答になりますが、学生たちはいろいろな視点からユニークな答えを考えてくれました。「ムカデがくねくね動くから矢があたりにくい」、「多数の足が一族の繁栄を連想させる」、「皆が心を一つにするように」といった答えからは、リレー講義「日本文化への多角的アプローチ」の折り返し地点まで来て、さまざまな視点から考える力がついていることが伝わってくるようでした。