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2015年05月14日|文学部ニュース
【日本文化学科】奈良の日本文化の中心スポットを散策しました

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5月9日(土)、学外実習で「奈良公園」を中心に散策しました。学外実習は、帝塚山大学が奈良に立地しているという利点を生かした「本物体験型授業」で、一年生全員が履修しています。学生は、年間に約30回企画される学外実習から、自分で選んで参加できます。ただし、今回は、一年生が学生同士や教員との絆を深められるように、また、日本文化学科の学生として、奈良中心部の歴史や文化を知り、これからの学習の基盤にできるようにという目的で、全員参加を原則としています。

 

午前10時、興福寺五重塔を目印に集合し、基礎演習のクラスごとに分かれて、それぞれのコースを回りました。その中から二つのコースを紹介しましょう。

高田照世准教授(民俗学)と後藤博子准教授(芸能史)のクラスは合同で、まず興福寺国宝館に入りました。なんといっても八部衆が人気で、学生たちは阿修羅像を前に「かっこいい」「思っていたより小さい」などと、感想をもらしていました。次に参道を通って春日大社へ向かいます。途中のあずまやでお弁当を食べたり、南都八景の一つ「春日野の鹿」に鹿せんべいをあげたりして、遠足気分も味わいました。春日大社では20年に一度の式年造替を記念して、本殿が特別公開されています。通常は入ることができない本殿の後ろ側まで拝観することができ、神が宿るとされる「磐座(いわくら)」などを見ながら、高田准教授の説明を受け、神がいかに祀られるかを体感できたようです。学生たちは「将来、子どもや孫に春日大社の本殿を見たことがあると自慢できるね」と語り合っていました。

杉崎貴英准教授(美術史)と西尾元伸准教授(日本近現代文学)のクラスは、はじめに興福寺の南大門跡、それから国宝館、東金堂と巡りました。杉崎准教授の解説のもと、時代の移り変わりともに、仏像も表現の特徴が変化していくことを学びました。その後、奈良県庁の屋上へのぼり、奈良市内を一望しました。奈良公園の芝生を見てお弁当を食べ、午後に目指したのは、県庁屋上から見た東大寺の二月堂・三月堂です。途中、南大門の仁王像を見上げ、東大寺ミュージアムを見学、学生はテレビや写真でしか見たことのないようなものを目の当たりにして驚いたようです。やがて道のりは上り坂になります。二月堂にて解散しましたが、学生の感想には「東大寺がかつて山寺であったことがよくわかった!」。自分の足で坂道を歩いて実感したようです。もちろん、三月堂では「歴史を感じ」ました。一日を通して、実物に触れることの楽しさを体感することができたようです。

 

あずまやでお弁当

県庁屋上から東大寺方面を一望

春日野の鹿にあいさつ

大仏殿の釣鐘について杉﨑先生の解説