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2014年07月08日|文学部ニュース
【日本文化学科】授業紹介「アナウンサーによる日本語力養成」


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日本文化学科では、1年生で「学外実習」などを通して日本文化をいろいろな形で体験しながら関心を広げ、2年生になるとそれぞれの関心にそって専門的な学習に進みます。さらに2年生からのカリキュラムで大きな目標となるのが「表現力」を身につけることです。

「アナウンサーによる日本語力養成」はその特色的な授業の一つです。関西テレビ放送で人気アナウンサーとして活躍してこられた杉山一雄講師が、読む・聞く・話すという3つの能力を育てる授業を展開されています。学生から「楽しい」と評判の授業の様子をご紹介しましょう。

6月27日(金)第11回目の授業は、「聞く力」を養うための「インタビュー」が課題でした。はじめに、杉山先生がインタビューをするために大切なことについて説明されます。

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「相手の気持ちを大事にする」「質問事項ばかりに気をとられて相手の話を理解するのを忘れないように注意する」といった、アナウンサーの現場での経験を通した細やかな指導に、学生たちは集中して聞き入っていました。

2人一組になって、いよいよインタビューの演習を行います。学生たちは少し緊張もしたようですが、杉山先生の温かなお人柄によって教室が和やかな雰囲気に包まれていて、皆のびのびと取り組んでいました。「駅」または「我が町」についてというテーマで

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7分間のインタビューを始めます。相手に向き合って質問していきますが、何を聞いたらよいのかわからなくなってしまい、インタビューされる側が一緒になって話題を探すという場面もありました。杉山先生が見回って、行き詰まっている学生にはヒントを与えます。インタビューを終えると、聞き取った内容をプリントにまとめました。次にインタビュアーを交替して、また別の2人一組で開始しました。お互いの気遣いで気持ちがほぐれてきたようで、あちこちで話が盛り上がっていました。

インタビューの実習を終えた後、20名の学生が全員、一人1分ずつ感想を発表しました。

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「意外なことを知ることができて楽しかった」「うまく質問できなかったが相手が助けてくれた」など、想いを語っているうちに制限時間がきて「もう1分たった」と驚く学生が多く、インタビューに一生懸命に取り組んだ熱意が伝わってきました。

杉山先生は、ただ話し方のノウハウを教えるのではなく、人の話を聞いて理解し、自分を表現して伝える能力を身につけることで、学生生活や社会において必要なコミュニケーションの力を上げることを目標とされています。学生たちがインタビューの実習を通して、苦労しながらコミュニケーションをとっていく喜びをつかみ、その想いを熱心に表現していた姿が印象的でした。

出席票をシャッフルして当たった相手にインタビュー

一生懸命に質問

インタビューされる側も協力

インタビューの感想を1分で発表