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2014年02月18日|文学部ニュース
【日本文化学科】「図書館資料特論」で版木の刷り体験をしました

版木体験.JPG

2月3日(月)、清水婦久子教授(平安文学)の「図書館資料特論」の授業で、版木(はんぎ)を実際に刷ってみる実習が行われました。「図書館資料特論」は司書の資格を取るための科目であり、かつ、日本文化学科の専門科目でもあります。司書資格取得を目指して資料の扱い方を知るというだけではなく、日本文化学科の学生として、本の出版についてなど、基礎的な知識を身につけることができるように、豊富な資料を用いた学習内容になっています。

今年度最後の授業では、江戸時代の出版で広く使われていた、版木による整版(せいはん)を追体験するため、本学が所蔵する版木が教室に運び込まれました。清水教授から説明があり、まずは「よく観察してみるように」との指示で、学生たちは初めて間近に見る版木に緊張しながら、恐る恐る持ち上げ、ひっくり返してみるなど、真剣に観察していました。

次に、いよいよ版木に墨を塗り、和紙に刷っていきます。清水教授がお手本を示した後、学生たちが順番に挑戦しました。墨のつけ過ぎでにじんでしまったり、ばれんでこする力かげんがわからなかったりで、なかなかうまくいきません。学生たちは「もっと墨を薄くつけた方がいい」、「もう少しこすった方がいいかも」などと、お互いに知恵を出し合いながら、かわるがわる何度も挑戦していました。最後には、驚くほど上手に刷れるようになった学生もいて、皆の賞賛を浴びました。出版の歴史や文化を、自分の手の感覚を通して、実体験できたようです。

漢籍の版木を観察

清水教授のお手本

墨を塗っていく

浮世絵の版木も観察