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2013年06月28日|文学部ニュース
【日本文化学科】学外実習で文楽(ぶんらく)鑑賞教室に行きました

6月15日(土)、日本文化学科の本物体験型授業「学外実習」で、文楽鑑賞教室に行きました。大阪の国立文楽劇場は近鉄「日本橋」駅からすぐで、本学の最寄り「東生駒」駅から30分かかりません。学外実習では奈良はもちろん、大阪や京都に出かける機会も多くあります。

鑑賞教室チラシ.jpgのサムネール画像のサムネール画像

日本文化学科の1年生24名、2年生3名が参加し、中島一裕教授(日本語論)、鈴木博子准教授(芸能史)が引率しました。午後1時に国立文楽劇場ロビーに集合し、まずは舞台裏を見せてもらうバックステージツアーを行いました。係の人の案内で楽屋口へ回り、スリッパに履き替えて中に入ります。出演者の楽屋の前をドキドキしながら通って、舞台まで連れて行ってもらいました。上演前の緊張感に包まれた舞台裏で説明を聞きながら、学生たちは興味深そうに観察していました。これから文楽が上演される舞台に、自分たちが実際に立っているのだという臨場感はワクワクするものだったようです。

舞台裏から劇場へ移り、いよいよ文楽鑑賞教室の開演です。前方中央の良席に並び、パンフレットや教員が用意したワークシートに取り組みながら、鑑賞しました。

また今回は、鈴木ゼミナールの3年生が学外実習の参考になるようにと作成した、ゼミ新聞「文楽鑑賞特集」号も資料として配られました。3年生はゼミのみんなで4月の文楽公演を見に行ったので、そのときの体験記や文楽基礎知識などをまとめた内容になりました。「映画館などより狭めの座席で、長時間見続けるのは無理かなと不安になった」といった正直な感想も書かれていて、1年生も楽しそうに読んでいました。

鈴木ゼミ新聞1号.jpg

参加した学生の感想コメントの一部を紹介します。 

大夫さんの語り口調は、ナレーターとセリフの違いがはっきり出ていた。人形の動きがリアルで生きているようだった。手の動き、頭の傾きぐあいで、同じ顔で演じているのに、喜怒哀楽の表情、感情が変わっているのが面白かった。 

各々の役の大切さ。一人一人だれも欠けては存在しえないものだと、解説、本番を通してひしひしと伝わってきました。 

娘が大蛇へと早替わりする所が一瞬のことだったので、すごく驚きました。人形遣いの三人の息が合わないと成り立たない事を知り、すごいことだと思いました。人形遣いさんは、人形の動きを本当の人間以上に優雅に丁寧に扱い、動かしていて、人形に命があるような錯覚を覚えた事が多々ありました。

大夫さんと人形遣いの三人もぴったりで、驚きました(互いに見ていないので…)

太功記のときは、一人の大夫さんが4,5人の語りをしていて、精神力と体力がすごくて、よく続くなぁと思います。あと、三味線のメロディーが能より親しみやすかったです。太鼓と拍子木はどこでならしているのか不思議に思いました。他の効果音の出し方も。初めての文楽でしたが、とても親しみやすく、好きになりました。

幕間に資料を読む学生たち.jpg

授業中の映像で見るより、実際に見た方が人形の生き生きした感じや、大夫の語りの臨場感がすごく伝わり、とても感動した。「絵本太功記」でさつきが刺されてから死ぬまでの時間が長かった…。

最初は人形遣いさんの動きが気になっていましたが、最後はそんなことはなく人形の動きに集中していました。とても楽しかったです。

日高川入相花王ではクライマックスの清姫が大蛇になる場面が、清姫の狂おしさが伝わってきて、鳥肌がたつほどでした。後の文楽の人形遣いの説明では複雑な人形のあやつり方を教えてもらい、よく分かったつもりですが、三人の素人が四苦八苦するのを見て、やはりむずかしいのだと思いました。最後の太功記は見得を切るところがすごくかっこよくてきれいで印象に残りました。

 

 

 

 

 

 

 

舞台裏で出番前の人形を見る

実際の舞台に立って説明を聞く学生たち