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2013年06月05日|文学部ニュース
【日本文化学科】 学外実習で御薪能(たきぎおのう)を観覧しました

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5月17日(金)、中島一裕教授(国語学)、鈴木博子准教授(芸能史)の引率で興福寺薪御能を観覧しました。これは人文学部日本文化学科の本物体験型授業「学外実習」の一環です。今回のように、4限目の授業が終わってから出かけることができるのも、帝塚山大学が奈良に立地している利点を活かした「学外実習」ならではです。

興福寺の薪御能は、神事能の伝統を受けついだ行事です。今年は3年ぶりに本来の会場である南大門跡「般若之芝」で執り行われることになりました。

今回の学外実習では、学生に向けて2つのコースが用意されました。協賛席を事前に申し込んでゆっくり観覧するコースと、当日参加の立ち見のコースです。各13名、計26名の参加がありました。

午後5時20分、近鉄奈良駅に集合し、南大門跡「般若之芝」に向かいました。チケットを見せて中に入り、思い思いに席を選んで開始を待ちました。立ち見の学生も伸び上がりながら、よく見えそうな場所を探しました。

いよいよ演能が始まり、学生たちはパンフレットや教員の解説プリントを片手に、ストーリーや見どころを確認しながら観覧しました。能「竹生島」では、龍神の舞が夕日に照らされ、野外上演の魅力を体感できました。やがて夕闇に包まれる頃、衆徒(僧兵)によって、火が入れられました。歴史と伝統を目の当たりにする瞬間でした。

狂言「飛越」、能「熊坂」と番組は進み、家が遠方の学生はそれぞれ無理のない時間まで観覧しました。午後9時前に終演し、最後まで残った学生たちは感想を話し合いながら帰途につきました。

参加学生からは、次のようなコメントが寄せられました。

〇ずっと見ていても飽きない、躍動感あふれる能でした。音楽や舞い、人間がしているのが分かっていても神秘的で、別の世界に居るかのようでした。今日能を見に来てよかったと思いました。

〇「竹生島」では演奏も大変にぎやかなものとなっていました。舞台はもちろんですが、楽器に注目していました。太鼓を特に見ていたのですが、たたく位置によって、音がちゃんと響くときとそうでないときがありました。音の大きさをわざと変えていたのでしょうか。

〇薪御能ということで、薪に火を灯す「火入れ」というものがありました。神聖な感じがしました。

〇「竹生島」の後場の場面は夕日が沈んだあとだったので、弁天様がきれいに見えました!パンフにも書いてあったように、まさに山の端からでてきた月や太陽の美しさだと思います。音楽も激しかったし、一番印象に残っています。

〇高校時代、教科書で学んだものを現実に観られるチャンスを手に入れたことに喜びを覚えました。太鼓と声が響き合っていて、鳥肌が立つぐらい感激しました。龍神の舞いが迫力があり、見入ってしまいました。「飛越」の二人の言い合いが、現在にもある人間の言い合いにそっくりで、びっくりしました。

〇人生で初めて能・狂言を観ました。内容は不思議に思ったり、面白いものもあったりして、とても楽しめました。天女の舞は思わず魅入られてしまうくらい美しく、自然な動きでした。

〇歩き方が独特でおもしろい。足運びもだが、始めゆっくりで、スピードアップしていく。やっぱり狂言が好きだ~!と思った。

学生のコメントは鈴木准教授を通じて、お世話になった薪御能保存会の方へ届けられました。

 

 

 

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