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2012年06月25日|文学部ニュース
【日本文化学科】学外実習で文楽鑑賞教室(ぶんらくかんしょうきょうしつ)に行きました

 

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6月16日(土)、日本文化学科の一回生30名が、中島一裕教授(日本語論)、鈴木博子准教授(芸能史)の引率で、文楽鑑賞教室に行きました。これは日本文化学科の専門科目である、本物体験型授業「学外実習」の一環です。

 

午後1時に国立文楽劇場のロビーに集合し、まずは舞台裏を見せてもらうバックステージツアーを行いました。係の人の案内で楽屋口へ回り、楽屋をドキドキしながら通って、舞台まで連れて行ってもらいました。上演前の緊張感に包まれた舞台裏で、くわしい説明を聞きながら、学生たちは興味深そうに観察していました。回り舞台について尋ねた学生が「よい質問です」と褒められる場面もありました。これから文楽が上演される舞台に、自分たちが実際に立っているのだという臨場感は、観劇への期待も高めたようです。

舞台裏から劇場へ移り、いよいよ文楽鑑賞教室の開演です。学生たちは前方の良席に並び、教員が用意したワークシートに取り組みながら、熱心に鑑賞しました。最初の「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」では、恋人のために命がけで火の見櫓(やぐら)に昇り、半鐘(はんしょう)を鳴らすお七の一途な姿が美しく、舞台に引き込まれました。続いて解説コーナーでは、大夫(たゆう)、三味線、人形遣いのそれぞれの演じ方の工夫について、技芸員さんからわかりやすい説明があり、初めて見る学生の「わかるかな」という不安もやわらいだようです。最後は三大名作の一つ「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」が上演されました。深い悲劇の描写に、学生たちは人形であることを忘れて見入っていました。

参加した学生からは、次のような感想が聞かれました。

●お七の赤い着物が暗い舞台に映え、美しく悲しく感じた。敷居の高そうな文楽を初心者にもわかりやすく説明していた。「菅原伝授手習鑑」は最近の映画よりも感動できる。物語の結末を知っているせいか、所々にある伏線がまた悲しい。

●舞台に立体感がある。主な人物以外にも動きがあって、すごく手がこんでいることがわかる。とにかく細かい!舞台装置、人形の動き、声の違い、三味線の音など、一つ一つ区別され、意味があることを知った。

●主遣いと左遣い、足遣いとの息が信じられないほど合っており、まるで人形が生きているような挙動で演じられていると思った。大夫の語りと三味線が絶妙で臨場感にあふれていた。

●演じているのは人形であるが、その人形を動かす人、物語を語る人、三味線を弾く人などによって豊かな感情が伝わってくる。迫力のある舞台だった。

 ●人形なのに動きがなめらかで、まるで生きているみたいでした!合図だけで連携がとれるなんて本当にすごいです!三味線も同じリズムなのに弾き方でここまで違いが出るなんて驚きですし、語りの人たちもすごい声量で本当にビックリしました。また観に来たいです!

 

 

 

 

人形について解説を聞く 

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上演前の舞台に上がり、セットを観察する

上演前の舞台に上がり、セットを観察する