学部・大学院文学部・人文学部ニュース

2010年05月31日|文学部ニュース
日本文化学科 学外実習 古代瓦作りを体験しました

 

山本会長による講義.JPG5月30日、日本文化学科では、古代瓦作りの学外実習を行いました。この実習は、この時期に例年1年生を対象に実施しており、古代瓦を実際に自分で作ることが出来ることから、学生の人気を集めている学外実習の一つです。今回も、約50人の1年生を中心とした学生が参加しました。

 

近鉄生駒駅に集合した学生たちは、電車に乗って、世界遺産の唐招堤寺や、東本願寺等の瓦の修復を担当し、日本伝統瓦の復元制作の第一人者である山本瓦工業平群(へぐり)工場へ。

午前中は、山本瓦工業の職人の方々の実演を見ながら、文化庁認定日本伝統瓦技術保存会山本清一会長から、古代瓦の歴史や、その特徴、作り方について教わりました。学生たちは、機械化が進む現代では、50年前に作られていた瓦の作り方さえ謎に包まれてしまうことがある状況を見聞きし、古代の瓦を復元することの難しさと、「技術の伝承」の重要性を学びました。

 

 

鬼瓦を作る学生らと清水准教授.jpgそして午後からは、いよいよ実習です。平城宮と同じ蓮華文(れんげもん)や「せんと君」のデザインの入った瓦の型を選び、粘土をしっかりこねて型へ詰め込みます。隙間が出来ないよう、親指でしっかり押し詰めてから、専用の道具を使って表面を平らに削り、余分な粘土を落とします。その後、竹べらで表面を滑らかにして、自分の名前を刻み、慎重に枠を外して、縁の部分を整えれば、瓦の完成です。 

 

 

初めての古代瓦作りに、友達と協力して形を整えたり、あるときは、細かい作業に思わず無言で作業を進める一幕も。

山本瓦工業の職人の方々の気さくな指導に、学生たちは、奈良に立地する大学ならではの体験をしました。 

学生たちの手作り古代瓦は、窯で焼かれたあと、学生たちの手元に届きます。

後で瓦が割れないようしっかり粘土を型に押し込めます

後で瓦が割れないようしっかり粘土を型に押し込めます

男瓦作りを体験する学生と山本瓦工業の職人の方

男瓦作りを体験する学生と山本瓦工業の職人の方

瓦の形を整える学生と指導する森教授

瓦の形を整える学生と指導する森教授

学生が作った古代瓦 蓮華の文様だけでなく、<br />平城遷都1300年にちなんで「せんと君」の瓦も作りました。

学生が作った古代瓦 蓮華の文様だけでなく、
平城遷都1300年にちなんで「せんと君」の瓦も作りました。