学部・大学院経営学部ニュース

2018年01月23日|経営学部ニュース
2017年度の「実践的中小企業経営」第13回目が開催されました!

1月16日(火)5限の「実践的中小企業経営」第13回目の講義では、塗装工事、リフォーム工事業のF.C.ワークス株式会社リフォーム部部長の奥田柾樹様を講師にお迎えし、「職人さんの意識改革~マイスター職人を目指して!!~」というテーマでご講演いただきました。

奥田様はもともと、ボウリング用品を販売する会社で営業をされていました。しかし、お父様が創業された会社を継ぐためにF.C.ワークスへ入社しました。入社当初は、技術用語がわからなかったり、ミリ単位での独特な世界に驚いたりしたそうですが、だんだんと建築業、リフォーム業に対する考え方が変わってきました。

F.C.ワークスでは、ハウスメーカーの塗装工事や建物保全をするB2B事業と、ハウスリフォームをするB2C事業の両方を行っています。B2B事業の特徴は、物件数が多く、定型化された工事が多い一方で、物件単価が低いというものがあります。一方で、B2C事業の特徴は、物件単価が高く、施工基準を自社で決めることができます。しかし、リフォームデザインを自らしなければならないのに、自社の提案力が改善の余地がまだあり、また物件ッ受注のための仕組み構築が必要という課題があります。

これらの事業をSWOT分析し、業界の課題である職人の高齢化や人材不足に対して、専属の職人に成長の機会を提供するマイスター集団の育成が奥田様の目標となっています。

今回は、菅教授と、法学部の松下准教授からのアドバイスがありました。

松下准教授からは、①経済政策によって新築から中古のリフォームへ需要が移っているという現状、②大手のリフォーム会社と地域のリフォーム会社の抱えている職人は同じである場合が多く、職人レベルに差はない点をアピールすることができる、③良い職人を見つけ、現場から営業できるようなシステムを構築することで営業力の強化につながる、④DIYが一般化している状況で安全面指導などの新たな事業が見つかる、と4つの指摘がありました。

菅教授からは、①お客様からは注文から完成までのプロセスの中身が見えないため、大手のブランドを施工品質の見える化に使える、②売上が特定の個人に依存する企業になるリスクがある、③B2C事業でも一部定型化で価格競争力が得られる、といった3つの指摘がありました。

グループディスカッションでは、「手に職をつけるとはどういうことだろう?」をテーマに経営者と受講生が話し合いました。受講生からは、手に職をつけるとは仕事を作り出すことだ、プロとしての付加価値をつけることである、その道を極めることだ、経験を積み将来を見据えること、資格を取ること、といった意見がありました。

第14回目の講義を担当される有限会社エミフ・マネージャーの畑公人様からは、「アンチエイジングと美容師について調べてくること」という事前課題と共に、「あなたのやりたい仕事で人のためになることは?」というグループディスカッションテーマをいただきました。

 

F.C.ワークス株式会社HP

 

(原文:余田穂垂、監修:菅万希子)