学部・大学院経営学部ニュース

2017年12月12日|経営学部ニュース
2017年度の「実践的中小企業経営」第10回目が開催されました!

12月5日(火)5限の「実践的中小企業経営」の第10回目の講義では、フィットネスクラブの運営事業の株式会社ヘルスプラン代表取締役・片嶋宏之様を講師にお迎えし、「ターゲットとベネフィットを絞り込みブルーオーシャンを行く-女性専用30分フィットネスクラブ「カーブス」の経営-」というテーマでご講演いただきました。

片嶋様は帝塚山大学を卒業されており、卒業後は一般企業に就職されたそうです。株式会社ヘルスプランは元々お父様が設立された会社でしたが、お父様が亡くなられたことで会社を引き継がれました。片嶋様は今まで社員としての経験と社長として求められる責任とのギャップに苦しんでいました。それがある本をきっかけに立ち直り、女性専用30分フィットネスクラブを経営している株式会社カーブスジャパンの経営理念に共感したためにフランチャイズとしてフィットネスクラブを運営しています。

カーブスのビジネスモデルは、ノンフリル型で、1店舗あたりの面積を小さくし、初期投資を少なく、コアサービスにしぼって提供することで、低価格路線をとっています。また、多店舗展開を行う上で、ESも重視し、従業員全員が主体性を持ってサービスを提供するためにさまざまな委員会を設置したり、社内アンケートも行われています。

今回は菅教授のほかに松下准教授・鈴木講師・寺地准教授からコメントが述べられました。

菅教授からは、カーブスのフランチャイズモデルは完成度が高いが、多店舗展開には飽和状態や消費者の態度変化からリスクがあること、ES向上のためには、従業員に対する調査はバイアスがない必要があることの2点の指摘がありました。

松下准教授からは、多店舗展開のデメリットとしてすべての店舗で同じ質のサービスを提供することが難しいこと・また、人手不足により残業が多くなることで残業代の支払管理がされなくなるケースがあるという2点の指摘がありました。

鈴木講師からは、店舗の宣伝方法として口コミを主としているのはなぜかという質問と、店内を見せないようにしていることが新規顧客に入りづらくしているのではないかという指摘がありました。

寺地准教授からは、女性の働き方の多様化や今後の人口減少が中長期の課題になるのではないかとういう点、また店舗数が多くなるほど組織の風通しが悪くなり、ESが不透明になるのではないかという2点の指摘がありました。

グループディスカッションでは、「あなたが積極的に取り組んできたことは?」をテーマに経営者と受講生が話し合いました。受講生からは、ありのままの自分を見せて相手と接することや、より厳しい選択を選ぶことで人間性を高めたい・趣味をもっと生かすことで強みを伸ばしたい・人と積極的に付き合うことで自分にさらに自信を持てるようにしたい、といった意見がありました。

第11回目の講義を担当される株式会社三晃主任の黒田大様からは、「内食・中食・外食について調べる」という事前課題と共に、「あなたが普段、食について気にかけていること」というグループディスカッションテーマをいただきました。

また、第11回目の講義の後には、帝塚山大学東生駒キャンパスで奈良県中小企業家同友会の12月例会が開かれる予定です。

(原文:余田穂垂、監修:鈴木紀子・菅万希子)


株式会社ヘルスプラン片嶋宏之代表取締役のご講演の様子

グループディスカッション後の発表の様子