おもしろ教授 03 | 経営学

姜 聖淑

SUNGSOOK KANG

日本の「おもてなし」文化の代表ともいえる日本旅館について「女将」を切り口に研究。
観光ビジネスを支える高度人材サービスのあり方やおもてなしの仕組みを解き明かす。

DATA|データ

職名
准教授
所属学部・学科
経営学部経営学科
専門分野
おもてなし経営、サービス人材、サービスマーケティング、ツーリズムマネジメント
学位・資格
博士(観光学)

Profile|プロフィール

2006年立教大学大学院観光学研究科博士後期課程終了、博士(観光学)。
2007年、京都大学経営管理大学院「サービスイノベーション人材育成プログラム」研究員を経て、2010年から帝塚山大学経営学部に勤務。2014年度には、韓国文化観光研究院の客員研究員、国立ソウル大学経営研究所の客員研究員として、研究してきました。

Specialized Fields

専門分野について

サービス・クオリティの創出プロセスにおける人的側面を明らかにしようと、研究しています。特に、日本旅館においてサービス・クオリティを支える人材である「女将」に着目し、サービス施設のおもてなしの仕組みを解明しています。

My Interests

専門分野の面白さ・研究の醍醐味

これまで高度専門サービス人材として旅館の女将に注目してきました。女将の仕事は、人間関係を何より重視し、人間関係の連鎖の中の業務能力ではなく、人材配置をいかに巧みに行うかにあります。
今、サービス全般にかけてサービス価値が課題となっています。質の高いサービスとは、顧客の状況に従って、顧客のニーズを半歩先読みして提供することで顧客満足が得られますが、顧客の価値観によってその評価がまちまちです。
旅館サービスの本質は、衣食住にかかわる生活様式をビジネス化したことであり、旅館組織の大きな特徴として「家」という概念が根強くあります。つまり、生活文化そのものがビジネスになっているのです。最近、観光研究の流れからも、有形観光資源から無形観光資源へとシフトています。旅館は日本の固有の生活文化を見せる大きな観光資源としてのポテンシャルを秘めています。

Tools

講義や研究で使う道具やツールについて

カメラ、ボイスレコーダー。研究で、フィールドワークや深層インタビュー(1体1の対面調査によって、通り一遍の調査では得られない、深層の動機、本音を引き出す調査手法。)を行う際に使用しています。講義では、それらの写真、データなどをよく見せています。

※先生の私物

About Class

担当している学科の講義について

観光・サービスビジネス関係の授業を担当しています。2年生以上の選択科目としては観光ビジネス論・ケーススタディ(観光)の科目、2年生には専門導入演習、3年生に演習1を担当。観光ビジネスに関連する現場での実習を通して、観光実態と仕事内容に対する理解を深めます。また、実習からの経験と観光経営講義で学ぶ基礎知識との関連性を理解することで、今後実践から学ぶ知識を高めます。

Books

書籍、研究論文など

実践から学ぶ女将のおもてなし経営中央経済社 2013年

本書は女将に着目し、その歴史、タイプ、人間関係、リーダーシップ、サービス内容、人材育成方法などを経営学の視点で解説する。女将に学ぶ高度専門サービスの伝承と継承を解く。

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観光経営学朝倉書房・共著 2013年

何らかの意味で楽しみを目的とする旅行を意味する観光は、国際的にも国内的にもますます盛んになっている。現在では観光が政府の成長戦略の一翼に位置づけられるなど、その経済的重要性が高まり、企業経営や地域経営の分野で観光経営の在り方に関心が寄せられるようになっており、観光経営人材の育成が喫緊の課題とされる。

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Schedule

一日のスケジュール

Dream in School Days

学生の頃の夢

高校生ぐらいのときは、国際弁護士か人気歌手のバックコーラス(音痴なんですけど笑)になりたいと思っていました。ちなみに、大学生のときに家族で日本に旅行に行き、日本旅館に宿泊したことが、現在の仕事(研究職)へのきっかけになりました。

My Objective

今現在の目標

より日本の高度専門サービスの知の継承の仕組みを、明確にしていきたいと思っています。

My Favorite

趣味やマイブーム

最近、家族とのコミュニケーションのひとつとしてゴルフをはじめました。緑に囲まれたゴルフ場で、家族とともに過ごす時間はとても有意義です。

Message

メッセージ

今後ますます、「多様性」が重要なキーワードになります。いろいろな国、いろいろな人かいる、文化も違うということをせひ実際に体で経験(体験)してほしい。そのためには、旅をしましょう!